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日朝首脳会談は実現するか

5/1(水) 14:52配信

47NEWS

 

 米ワシントンで4月26日に開催された日米首脳会談で、トランプ大統領は安倍晋三首相に日朝首脳会談の実現に全力で協力すると表明した。25日にはロシアのプーチン大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談しており、北朝鮮を取り巻く主要国で金正恩委員長と会談していないのは、これで安倍首相だけとなった。

 首相はこれまでも日朝首脳会談の開催に意欲を示してきたが、この先果たして会談は実現できるのだろうか。今夏の参院選前の時期を模索していると見る向きもあるが、より可能性があるとすれば、来年夏の東京五輪に合わせたタイミングの方だろう。

 しかし、焦点の日本人拉致問題は解決へのハードルが高く、開催の見通しはまるで立たない。首相は、非核化を巡る米朝協議の行方をにらみながら北朝鮮との間合いを探っていくつもりのようだが、出方を間違えると足元をすくわれることになりかねない。  (共同通信=内田恭司)

 ▽相次ぐスポーツ関係者の入国

 経済制裁の一環で北朝鮮籍者の日本への入国が原則禁止されている中、ここ数か月の間にスポーツ関係者の来日が相次いでいることは、どの程度知られているのだろうか。3月にさいたま市で開催されたフィギュアスケート世界選手権に出場するため、選手団5人が訪日。2月の相模原市でのダイビングワールドシリーズでは7、8人が日本の土を踏んだ。

 昨年11月には国際オリンピック委員会(IOC)関連会合に出席するため、北朝鮮のIOC委員関係者や現職の金日国体育相までが日本を訪れた。金日国氏は金正恩委員長に比較的近いとされる。来日時には日本体育大学の松浪健四郎理事長と面会し、北朝鮮選手団が東京五輪直前の合宿地や大会期間中の練習場所として、日体大から施設の提供を受ける約束を取り付けた。

 ちなみにキャンパスのある東京都世田谷区は米国選手団のキャンプ地でもある。

 これまでも国際大会に出場する北朝鮮選手の入国は認められてきたとはいえ、ここまで続くのは異例だ。関係者によると、酒やたばこなど日本から北朝鮮への「土産」を厳しく没収していた日本出国時の税関審査も最近は緩やかになったという。フィギュアの選手団は埼玉県内の朝鮮初中級学校訪問まで認められ、熱烈な歓迎を受けた。

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最終更新:5/1(水) 14:52
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