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10連休も病院で仕事 改元、春インフルエンザ、凄惨な事件…ある町医者が思ったこと

5/2(木) 14:00配信

デイリースポーツ

 改元に伴う10連休。前例のない長期休みですが、医師には関係ないケースも多いようです。兵庫県伊丹市の「たにみつ内科」で診察にあたっている谷光利昭院長は、一人で病院にいるときに思ったことをつづりました。

  ◇   ◇

 10連休真っただ中なのですが、例年同様に病院で雑用をしています。誰もいない院長室でひとり静かに机に向かっている瞬間、いろんなことを考える…実は幸せなひとときなんです。

 最近は、凄惨な事件、事故が多く、このような普通の生活がいかにありがたいかが身にしみます。事件や事故によって愛する家族や友人が突然いなくなる悲しみは想像を絶します。それまで普通だと思われていた生活が一変するのです。同じ目に遭えば、どのようになるか全く想像ができません。おそらく、日常業務はしばらくできないほど強いダメージを受けると思います。

 そのような中、勇猛果敢に事件の悲惨さを世の中に訴えて、同じことが起きないように警鐘を続けておられる被害者やご家族の方は、本当の強さをお持ちなのだと思います。 

 当院のお話に戻ります。最近季節外れのインフルエンザが流行しております。当院だけでも先週5人の患者さんがインフルエンザでした。5人中4人がB型でしたが、B型インフルエンザに罹患した20代の女性が非常に重症で心配しました。

 以前、インフルエンザでお孫さんをなくされた初老の男性のお話が頭をよぎりました。しかし翌日に電話をすると元気になっておられたので、安心した次第です。B型インフルエンザは一般的に症状が軽く、消化器症状が出現することも多いのですが、この女性の患者さんは呼吸器症状が一切なく、消化器症状と高熱のみの症状で、治癒開始時から軽度の上気道炎の症状が出現していたんです。

 10連休で多くの病院が稼働していない中、インフルエンザの流行があれば、ちょっとした混乱状態が起きます。以前にも年末、年始にインフルエンザが大流行し、休日診療所の診察体制を通常の倍の人数で対応した記憶があります。今年の10連休は、春とは言えインフルエンザの患者さんが見受けられるので警戒するようにしています。

 「令和元年」になりました。少し前にテレビで伊勢神宮でのお参りの仕方が放送されていました。そこで言われていたことで、心に残ったのが「感謝」です。お参りしたときには、お願いをするのではなく、日頃の感謝の言葉を伝えるのだという事でした。目まぐるしく移り行くこの世の中で平穏無事に暮らすことができていることに感謝し、明日からの仕事の励みにしなければと思いました。

最終更新:5/2(木) 15:19
デイリースポーツ

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