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尾崎将司と金谷拓実 52歳差の2サムラウンド

5/3(金) 18:18配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇国内男子◇中日クラウンズ 2日目(3日)◇名古屋ゴルフクラブ 和合コース(愛知)◇6557yd(パー70)

【写真】石川遼 初の国内ツアー棄権

第2ラウンドのスタート前に石川遼が腰痛のために棄権して、この日は尾崎将司と金谷拓実(東北福祉大3年)の2サムラウンドとなった。大会49度目の出場となる72歳のレジェンドと、同2度目の20歳のアマチュアというペアリング。年の差はじつに52歳と半世紀以上の開きがあった。

初日は10オーバーと苦しんだ尾崎。金谷は「ジャンボさんも腰とか痛かったと思うけど、僕ひとりになるから気を遣って回ってくれたのかな」と慮ったが、この日はそんな心配を払拭させるプレーをみせた。

前半は2バーディ、4ボギーの「37」。9番で長いバーディパットを沈めると、パターを上げて歓声に応え、ギャラリーにボールを投げ入れるサービスも。その直前、6番でバーディを奪った金谷に、尾崎は「きょうお前、オナーを獲られたら罰金な」と宣告していた。このバーディに「ドキッとしました」という金谷だが、もちろん罰金を徴収されることはなかったという。

尾崎は15ホールを終えて3オーバーと、エージシュートも視野に入るラウンド。金谷も「9番でバーディを獲ってからは、結構チャンスなんだろうなと思っていた」というが、上がり3ホールで3つ落として6オーバー「76」。エージシュートには4打届かず、通算16オーバーで予選通過も叶わなかった。

ホールアウト後、「きょうは所々で良いアイアンが打てた」と自己評価した尾崎だが、「若い人間と比べりゃ、体のバネも違うしスピードも違う。こっちは指先の神経も衰えているし、マイナス面が多いわな」と若者のハツラツとしたプレーをうらやんだ。それでも、「あと15ヤードから20ヤード近く距離がほしいから、何か作戦を練るよ」と前向きな言葉を残してコースを去った。

一方、初日「70」、2日目「66」の金谷は、通算4アンダーで首位と2打差の優勝戦線に加わっている。「すごくなごやかにしてくれて、きょうも良いリズムで回れたし、ジャンボさんのおかけで良いプレーができたと思う」という。技術面では特にウェッジでの球さばきが勉強になったというが、それ以上に感じ入ったのは、あの気迫だ。「あの歳で本当にすごいと思う。あまり周りが感じていなくないですか?」。たとえピークを過ぎたとしても、その先を追い続けるレジェンドの姿に、若者は尊敬の念をあらたにしていた。(愛知県東郷町/今岡涼太)

今岡涼太

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