ここから本文です

『ラピュタ』の迫力ある「雲」の秘密は五島列島に? 本人語る、山本二三美術館の魅力

5/3(金) 11:20配信

マグミクス

流れる「雲」を全身で体感できる部屋も

 世界遺産登録で注目を集める長崎県五島列島に、アニメ映画の名作『天空の城 ラピュタ』や『もののけ姫』などの美術監督を務めた山本二三さんの美術館があります。「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」にも選ばれた同館の見どころと五島の魅力について、山本さんご本人に話を聞きました。

【画像】『もののけ姫』『時をかける少女』も…アニメ美術の巨匠、山本二三さんの仕事風景(6枚)

「五島の雲 山本二三美術館」は、五島列島の福江島に2018年7月1日オープンした美術館。五島市出身のアニメーション映画・美術家、 山本二三さんの描いた背景画や、五島を描いたオリジナルの絵画など約80点を展示しています。

 近年、観光客が増加傾向にあるなかで観光ポイントを増やしたいと考える五島市と、故郷のために何か貢献できないかとの思いを抱いていた山本さんとの間で話がまとまり、美術館の開館に至ったといいます。五島市には美術館がないことも、両者の想いが一致した点だそうです。

 建物は、1863年に建てられた武家屋敷「松園邸」を改修したもの。松園邸は藩政時代における30石取りの家臣の屋敷で、くぎ隠しや大きな梁、門構え、庭園や石垣など、あちらこちらに武家屋敷の名残があり、五島の歴史を感じられる建築物です。

 館内には、山本さんのアトリエを再現したコーナーや、二三雲(山本さんの描く迫力ある独特な雲)を体感できるコーナーなども設けています。

「玄関を入ってすぐの部屋が山本さんの代名詞である“二三雲“を表現している部屋です。6台のプロジェクターを使用し、晴れた空の雲から夕方の雲までをガラスの天井に流しているのですが、これは子供さんたちにも喜んでもらっています」と、同館館長は話しています。

 山本さんは五島市の中学を卒業後、進学のために島を離れましたが、現在、五島ふるさと大使を務め、自身のライフワークとして「五島百景」をひとつずつ描くことに挑戦するなど、故郷への愛着の強さが推し量れます。山本さんに同美術館と五島の魅力について聞きました。

1/2ページ

最終更新:5/3(金) 11:22
マグミクス

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事