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失意のアジア杯、そして代表落ち…FW北川航也の覚悟「清水で結果を残せないと先はない」

5/3(金) 23:30配信

ゲキサカ

[5.3 J1第10節 鹿島3-0清水 カシマ]

 清水エスパルスFW北川航也は今年3月、昨年秋から選ばれ続けた日本代表のメンバーを外れた。「自分自身このままで終わらせたくないし、結果を残し続けないと先はない」。Jリーグの舞台で信頼を取り戻すべく、国際試合で通用しなかった自身のスタイルを再構築しようとしている。

 今年1月に行われたアジアカップでは、準々決勝までの5試合に連続出場したがノーゴール。1トップの代わりを務めたFW大迫勇也との差は歴然で、準優勝に終わったチームの中でもひときわ大きな課題を突きつけられた。

「アジア杯で経験したものだったり、うまくいかなかったことを改善していかないといけないと思っている。自分自身このままで終わらせたくないし、結果を残し続けないと先はない」。とりわけ課題とされたのは周囲とのコンビネーションプレー。動き出しを武器とする北川であるが、パスが来なければそうした長所も活きないためだ。

 そこで今季の開幕前、北川は当面のテーマとして「前を向くところと、味方を使うところの使い分け」を挙げていた。「岡崎さんも前を向くプレー、裏に抜けるプレーが持ち味だけど、泥臭く味方に預けるプレーをやる」と、同じクラブで育った偉大な先輩の進化も踏まえた決断でもあった。

 ここまで10試合、そうしたトライを経た北川は「まだミスもあるし、満足いっていないというのが正直なところだけど、自分自身の幅は少しずつ広がっている」と自らの成長を感じる。ところがその一方、ここまでの4得点という結果も、残留争いに位置すチーム状況も、とうてい満足のいくものではないのも事実だ。

 そうして迎えた鹿島戦、北川はある種の“原点回帰”を遂げるつもりで臨んでいたという。

「自分の持ち味は何なのか、相手ディフェンダーに何が恐れられるのかを前節が終わった後に考え直した。ミスしてもいいから前に行かないと怖くないと思うし、いろんな試合の映像を見ても前を向いた選手が怖いと思うし、それが印象に残る」。

 前半開始早々に敵陣へドリブルでしかけてファウルをもらったシーン、前半終了間際に果敢な運び出しから振り向きざまにシュートを狙ったシーン、後半途中に現日本代表DF安西幸輝を振り切り縦に抜けようとしたシーン――。試合後には「負けたので悔しい」とシンプルな感情も口にしたが、そうしたトライは随所に披露していた。

「コンビネーションはこのチームの強みでもあるし、周りを活かして自分も活きるというのもある。ただ、やっぱり前を向くところ、個の部分でもっとレベルアップしないといけないと思っている。相手と対峙した時に仕掛けてかわしながらシュートを打つとか、クロスを上げていくというところが大事」。

 課題の改善と、持ち味の強化。ストライカーである以上は同時に進めていくしかない。「もっと自分のプレーを確立させないといけない。また代表で結果を残さないといけないし、そのためには選ばれないといけないので、エスパルスで結果を残さないといけない。このチームあっての自分だと思っている。清水で結果を残せないとこの先はない」。自らのキャリアを切り開くためにも、まずは愛するクラブを飛躍させることに集中する。

最終更新:5/3(金) 23:30
ゲキサカ

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