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利用2家族、会場に招待 山下町の不妊専門治療院 浜松まつり

5/4(土) 8:23配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 浜松まつりが3日、浜松市南区のたこ揚げ会場などで開幕した。子どもの誕生を祝う初だこや、各町のたこ印が描かれた大だこが次々と揚がり、熱気に包まれた。JR浜松駅周辺でも音楽フェスなどさまざまなイベントが繰り広げられた。

 中区山下町の不妊専門治療院「体のメンテナンス リセット」(鈴木清文代表)は、同院での治療を経て妊娠、出産した2家族計6人を南区のたこ揚げ会場に招待した。今年で3年目の企画。西区の会社員戸沢勇太さん、しのぶさん夫妻の長女瑞己ちゃん(1)と、袋井市の会社員小池一誠さん、彩乃さん夫妻の長女遥花ちゃん(10カ月)の名前と両家の家紋が入ったたこが、大空高く舞い上がった。

 両夫妻は「オイショ、オイショ」の掛け声の中、交代でたこ糸を引っ張った。学生時代にたこ揚げ会場の出店のボランティア経験がある勇太さんは、「祭りは子どもにとって良い経験になる。参加者として出たいと思っていた」と語る。静岡市出身のしのぶさんは祭り初体験。待ち望んだ我が子を抱き、たこを見上げながら「本当に良い思い出になった」と目を細めた。

 小池さん夫妻も、たこ揚げを見るのは初めて。一誠さんは「迫力に感動した」と興奮した様子で、彩乃さんも「貴重な体験。明るく思いやりのある子になってほしい」と笑顔を見せた。

 多額の費用がかかる不妊治療を、「つらい記憶だけで終わらせたくない」(鈴木代表)と招待を始めた。たこの制作は山下町凧(たこ)揚会が担い、同院が費用を全額負担した。

 たこ揚げ参加をきっかけに、同院の利用者と町民との継続的な交流も生まれたという。鈴木代表は「市外の人にも、祭りの楽しさが広まれば」と願う。

静岡新聞社

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