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月17万の手取りから株・投信に6万。「ふつうの暮らし」が貯金じゃ無理…

5/5(日) 11:02配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

投資に積極的なのは40・50代より30代

「人生100年時代」と言われる一方で、年金制度の先行き不安がたびたび報じられる。非正規やフリーランスの働き手が増え、正社員の終身雇用も崩れつつある。超名門企業でさえ数十年先の姿は想像もつかない時代になり、右肩上がりの昇給はもう望めない。預貯金の金利はほぼゼロという状態も長く続いている。

スパークス・アセット・マネジメントによる2018年の調査で、「お金の不安」を感じる項目として20・30代が多く挙げたのは、「賃金・収入」「将来の生活設計」「老後の生活資金」だった。40・50代の回答も傾向はある程度似ているが、若い世代の方が、こうした不安を抱えながらより長期にわたるサバイバルを強いられるのは確かだ。

同じ調査によると、「投資の経験がある」「経験はないが、今後始めたい」と答えた人の割合の合計は30代が最も高く、若いころよりお金に余裕が出てくることも多い40・50代を上回った【図表】。

実際、若い世代の投資ニーズを取り込もうと、アプリで手軽に株が売買できる「スマホ証券」の新規参入も相次ぐ。

ふつうに暮らしながら将来の「お金の不安」に自力で備えようとするだけでも、リスクを伴う投資が必要な時代になりつつあるのだろうか。

「45歳で資産1億、アーリーリタイア」が夢。でも…

東京都内の金融機関に勤める30代前半のダイスケさん(仮名)は5年ほど前から、手取り収入のうち生活費と海外旅行費以外のほぼすべてを個別株への投資に回している。

年収は700万円ほど。月35万円ほどの手取りから、株購入に15万円前後をあてる。

仕事柄、経済ニュースには敏感だ。「5G基地局」「空気電池」といった旬のテーマに関連する銘柄のなかから、PBR(株価純資産倍率)や配当利回りといったデータも参考に投資先を選ぶ。直近の投資残高は1千数百万円規模で、100万円単位の利益が出ているという。

「今の会社がつぶれるんじゃないか、という心配はしていません。国の年金制度に不安はありますが、このまま定年まで勤めれば退職金も企業年金も出るはずなので、ふつうに暮らす分にはそれで十分でしょう」

では、なぜそこまでリスクを取って投資に取り組むのだろうか?「45歳くらいでアーリーリタイアしてバリ島に移住する」という目標があるからだ。

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最終更新:5/5(日) 13:26
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