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月17万の手取りから株・投信に6万。「ふつうの暮らし」が貯金じゃ無理…

5/5(日) 11:02配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

お金が目的になると「おかしな方向」へ

自炊が基本。お酒はほとんど飲まないので友人と外食してもそんなにお金はかからない。私服も大して買わない。独り暮らしの1Kの部屋には会社の家賃補助も出ている。

唯一、ダイスケさんが情熱を傾けている趣味がサーフィンだ。「波がすごくいい」とほれ込んだバリへの年3回のサーフィン旅行が、プライベートの出費の大きな部分を占めている。

アーリーリタイアに向けた資産形成の目標額は1億円。大金とはいえ残りの人生の長さを考えれば、とてもぜいたくな暮らしはできない。

「サーフィンさえ思い切り楽しめればいい。後はふつうにご飯が食べられて、毎日お風呂に入れれば満足です」

万一、投資で大失敗したら?資産は大きく減っても借金を抱えるわけではない。定年まで今の会社で働き、後は退職金や年金で質素に暮らせばいい。そう割り切っている。

「お金持ちの世界というのがあるのかもしれませんが、魅力は全然感じません。僕の友達は高いお店には誘いにくいですし。

お金はあるに越したことはないですが、自分が楽しいと思う暮らしを実現するための手段にすぎません。単なる手段が目的になってしまうと、おかしな方向へ行ってしまいますからね」

(文・庄司将晃、写真はすべてイメージです)

新卒一括採用に終身雇用、住宅ローンを組んでマイホーム、企業戦士と専業主婦家庭といった、かつて共有されていた人生モデルは、令和が幕を開けた今、すでに崩壊を迎えています。日本経済が長く低迷する中で成長した20~30代の価値観は、消費も働き方や政治に対する考え方も、親世代のそれとは変容しつつあるようです。低成長時代をのびやかに生きる、幸福のかたちとは。

Business Insider Japan編集部とYahoo!ニュースの共同企画。5月3日から計4本を公開します。

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最終更新:5/5(日) 13:26
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