ここから本文です

高速道路の加速車線は何メートル?遅いクルマでも合流できるのか

5/5(日) 14:00配信

くるまのニュース

加速車線ってそもそもどこのことを指すの?

 高速道路には、本線を走るクルマとの速度差を無くすために「加速車線」が必ず存在します。しかし、普段使っている加速車線を見ていると距離が違っていることがわかるはずです。

高速道路で良く見る風景の画像(6枚)

 ここでひとつ疑問に感じるのが、道路によって加速区間に差があるのに全てのクルマがスムーズに合流できる速度まで加速できるのか、ということ。

 日本の道路にはさまざまなクルマが走っており、100キロの速度に到達するまで4秒かからないクルマもあれば、20秒近くかかってしまうクルマもあります。通常の高速道路は、渋滞時を除けばほとんどのクルマが制限速度に近いスピードで走っているので、合流区間から本線に入るクルマはそれに近い速度まで加速をする必要があります。

 標識や標示でとくに速度指定のない高速道路であれば、本線の最低速度は時速50キロなので、加速車線でその速度まで達すれば違反にはなりません。しかし、本線のクルマが時速80キロで走っているのに合流車線から来たクルマが50キロで合流してきたら、速度差がありすぎてとても危険だといえます。

 日本にある全ての高速道路は、どんなクルマでも充分な速度まで加速できるように設計されているのか。この疑問をNEXCO西日本の担当者に聞いてみました。

ーー加速車線とはどの部分のことを指すのでしょうか

高速自動車国道への加速車線とは、本線と平行で走っている部分を指します。例えば、ジャンクションやインターチェンジ等でぐるっと曲がっているような部分は加速車線には含まれません。

ーー加速車線は何メートルあるのですか

加速車線の長さは、本線の設計速度(道路設計の基礎となるクルマの速度)によって異なります。例えば、本線の設計速度が時速100キロの場合は、240メートル以上の加速車線長を確保できるように設計しています。いずれにしても、どのようなクルマでも本線に合流できる速度まで加速するための長さを確保しております。

ーー本線に合流する時は、どのようなことに注意したら良いですか

加速車線でしっかりとアクセルを踏んで加速すると同時に、本線を走っているクルマの動きを見て『あのクルマの後ろに入ろう』と目標を定めてください。もし横並びになった場合はアクセルを離して減速し、そのクルマのすぐ後ろに合流してください。

 本線へ合流する動作は加速車線の範囲内で行う必要があり、ある程度の運転技術が必要な部分ではあります。もし合流できなかったり、妨害されて怖くなったりしたら、最悪止まることもやむを得ません。その際は絶対に後退はせず、本線を走るクルマが来ないことを確認して、しっかりとアクセルを踏んで加速しながら本線に合流してください。

※ ※ ※

 日本の主な高速道路の加速車線はきちんと規格に基づいて設計されており、どのようなクルマでもスムーズに合流できる距離があることが分かりました。しかし、首都高速5号線上りの南池袋パーキングエリア出口などは、極めて加速車線が短いので、合流の手前で一時停止の規制があったりもします。

 そういった際でも、本線を走るクルマの流れをしっかりと確認し、あわてずに本線に入るタイミングをはかって合流してください。

くるまのニュース編集部

最終更新:5/6(月) 21:05
くるまのニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事