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社会人になっても、音楽続けますか?  旭川シビックウインドオーケストラ、団員の思い

5/6(月) 11:12配信

47NEWS

 この春社会人になった人の中には、学生時代に音楽をやっていた人も多いのではないでしょうか? そんなみなさんは、社会人になっても音楽を続けていますか? それともやめましたか? あるいはまだ仕事のペースがつかめず迷っているところでしょうか?

 大学までチューバをやっていた記者の私は、旭川支局に赴任して、すぐに市民吹奏楽団「旭川シビックウインドオーケストラ」に入団し、2年間活動してきた。私にとって生活の一部だった音楽を続けることができたのは、もちろん、上司や同僚の理解とサポートがあったおかげだ。ほかの団員たちはどんな思いで吹奏楽を続けているんだろう。決して楽ではない、仕事と両立させながら音楽を続ける思いを聞いてみた。

 ▽片道2時間かけても

 旭川シビックウインドオーケストラ(通称シビック)は、北海道旭川市近郊の社会人が中心となって活動している。名前には「たくさんの人に親しんでほしい」という願いが込められている。団員は約20人で、20代と30代が8割を占める。市民楽団としては若いほうだ。週1回、中学校の音楽室を借り2時間ほど練習する(コンクールや演奏会の前は頻度はもっと増える)。年1回の定期演奏会のほか、吹奏楽の甲子園といわれる「全日本吹奏楽コンクール」(全日本吹奏楽連盟主催)にも出場している。

 トランペット担当の小学校教員館川智絵理さん(31)は、シビックに所属して8年目。大学時代に、知人の紹介で定期演奏会にエキストラ(助っ人)として参加したのがきっかけだった。「若い人が多く、音楽にフレッシュさを感じた」と入団を決めた。社会人になってからの勤務地も旭川市内やその近隣で生活は快適だった。

 ところが昨年4月、旭川市から北に約60キロ離れた名寄市の学校へ異動に。「通いづらくなるし、やめようかな」。シビックが気に入っていたから、迷っていた。そんなとき、仲間の団員が声を掛けてくれた。「名寄から通ってみて、体力的にしんどいなら辞めればいい」。不思議と気が楽になり、今は片道約2時間かけて練習に参加している。

 ただ、帰り道に車の運転をしていて眠くなり、ひやっとした経験もある。特に冬道は慣れない。それでも続けるのは「音楽を頑張れるから次の日の仕事も頑張れる。両立することは、相乗効果になっている」からだ。

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最終更新:5/6(月) 13:27
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