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利用者が駅を塗る 柏農高校前駅 弘南鉄道

5/6(月) 11:23配信

乗りものニュース

岩木山と津軽の水田地帯を見渡す小さな駅

【本記事は、旅行読売出版社の協力を得て、『旅行読売』2019年6月号に掲載された記事「駅舎のある風景 148」を再構成したものです】

【イラストマップ】弘南鉄道弘南線と柏農高校前駅

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 弘南鉄道弘南線は、岩木山を望む津軽平野南部の弘前市、平川市、黒石市を囲うように結んで走る。弘前駅を出て岩木山を背にしていた列車は、平賀駅へさしかかると北へ大きく進路を変える。平賀駅を出て車窓左手の岩木山を眺めていると、広大な田園の中にポツンとたたずむ柏農高校前駅に着いた。

 この駅は、1980(昭和55)年、柏木農業高等学校が平川市平賀地区からこの地に移転してきたことに合わせ開業した。赤色が印象的な駅舎は、改装の際、地元建築家の設計を基に、同校の生徒や地元住民らが自ら塗装を施している。

 隣の津軽尾上駅近くの盛美園では、地元の農家で資産家の清藤盛美が庭師を招いて造らせた、美しい日本庭園が見られる。豊穣な農地が広がるこの地の一端を垣間見たような気がした。

越 信行/旅行読売

最終更新:5/6(月) 11:23
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