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クレジットカード偽造拠点摘発 マレーシア人の男を詐欺容疑で逮捕 大阪府警

5/7(火) 21:06配信

毎日新聞

 偽造クレジットカードで商品を購入したとして、大阪府警は7日、マレーシア国籍で住所不定の無職、エン・ピン・ジア容疑者(25)を詐欺などの疑いで逮捕した。大阪市内の関係先から、偽造用の機器やカード計約1600枚を押収。偽造拠点のトップとみられる。偽造カードに絡みマレーシア人が逮捕される事件は全国で相次いでいる。中国にルーツを持つ容疑者が多いとされ、府警は背後に複数の組織があるとみている。

 逮捕容疑は先月11日夜、同市中央区のコンビニで、電子たばこ(1万980円相当)を偽造カードで購入し、詐取したとしている。

 府警国際捜査課などは同月、別事件の捜査で、ジア容疑者が借りていた同市東成区のマンションの一室を捜索。その際、カードに名前を打刻したり、データを入力したりする複数の機器が見つかった。「生カード」と呼ばれる偽造前の白いカードや、偽造カードも大量に残されていた。

 府警によると、ジア容疑者は偽造カードの使用は認めているが、偽造については否認している。

 警察庁によると、観光目的で来日したマレーシア人らが、偽造カードで商品を購入したなどとして逮捕されるケースが、2017年から急増。商品を売りさばいて現金化することが目的だという。警視庁は同年末までに男女39人を不正カード所持などの容疑で逮捕。府警も同年中に計25人を詐欺などの容疑で立件した。その後も、全国で同種事件の摘発が続いている。

 経済産業省によると、クレジットカードには偽造が難しいIC式と、比較的偽造しやすい磁気式があるが、IC式の決済率は17%(17年)にとどまる。府警幹部は「来日観光客の急増に乗じて、偽造対策の甘い日本が狙われているのではないか」と指摘する。【安元久美子】

最終更新:5/8(水) 4:47
毎日新聞

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