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阪神の救援防御率が“セ界一”浮上。その強さは本物か?

5/8(水) 7:48配信

THE PAGE

阪神が7日、神宮球場で行われたヤクルト戦に3-1で勝ち“試練の12連戦”の11試合の成績を8勝3敗とした。この日は、4回に木浪が逆転タイムリー、近本が9回の追加点に絡むなどルーキーコンビが活躍、先発の秋山から島本、藤川、ジョンソン、ドリスの盤石リレーでリードを守りきる必勝パターンが炸裂。ついに救援防御率はセ・リーグのトップに躍り出た。阪神のこの強さは本物だろうか?

 試合前。阪神はシートノックをキャンセルした。“試練の12連戦”の11試合目。疲労の蓄積に配慮しての処置だ。夏場の長期ロードや移動日無しのゲーム時などにシートノックを省いたり、試合前の練習時間を短縮するケースは、どのチームにも見られるが、この時期の採用は異例だろう。
 そのチームコンディションを考えたマネジメントに即効性があったのかどうかはわからないが、前日のゲームでは“積極的休養”を取りスタメンから外れていた福留が5番に復帰し、4回の逆転劇を演出する一人となる。

 無死一塁からライトオーバーの二塁打。ヤクルトの内野守備陣が「1失点OK」の深めの隊形を取っていたため無死二、三塁から梅野のショートゴロで同点にすると「チャンスで自分に回ってこいとずっと思っていた」というルーキーの木浪が一、二塁間を破る逆転打で続く。

 分岐点は3番手の藤川に任せた7回だった。リードはわずか1点。藤川は荒れていた。3つの四球を与えて二死満塁のピンチを作り自滅しかけた。この試合でサッパリだった荒木、西浦の1、2番で切ることができず二死から西浦を歩かせたのは誤算だった。だが、3番の青木に対しては、フォークから入り、カウント2-1からインサイドへストレートを2球続けた。いずれもボールと判定され連続四球となったが、藤川には闘争心があった。バレンティンの代役として4番に入っている山田には、この青木への配球が残像として残っていたのかもしれない。

 藤川は初球に外角へ143キロのストレート。山田は、中途半端にバットを出そうとして見逃した。歴戦の藤川は、山田の迷いと狙いを見逃さない。同じボールとコースを使って追い込んだのである。カウント0-2から3球勝負。最後はフォークだった。
 変化球狙いだった山田は力んだ。詰まった。力のないフライがレフトの福留のグラブに収まる。藤川の粘り勝ちである。

 阪神OBで評論家の池田親興さんも、自作自演ながらも、この藤川の配球を評価した。
「山田の変化球狙いを察知してカウントを整えた。藤川はコントロールに苦労したが、そういう状況の中でカウント勝ちしたことが大きかったと思う。よく粘った」

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最終更新:5/8(水) 9:26
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