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阪神の救援防御率が“セ界一”浮上。その強さは本物か?

5/8(水) 7:48配信

THE PAGE

 藤川から8回は、来日無失点記録を続けているジョンソン、9回はドリスの必勝リレー。ついにチームの救援防御率は、2.82となり、ヤクルトの2.83を上回りセのトップとなった。
 ワンチャンスで奪った得点を“セ界一ブルペン”で守りきる。ヒリヒリと胸の痛くなるような野球が矢野阪神のカタチである。貯金は再び「2」。最大「6」あった借金は返済して3位をキープ。この強さは本物に見える。

 評論家の池田さんも「阪神の投手力、とくにブルペンの層の厚さとレベルはデータが示す通りにセ・リーグで一番だろう。大砲不在、得点力不足という弱点をしっかりと、その長所で補っている。ジョンソンはコントロールの良さが無失点記録を続けることのできている理由だろう。勝利の方程式があるのだからゲームマネジメントも明確になる。
 しかも、ここまで広島、横浜DeNAなど、チームコンディションの悪いチームとの巡り合わせの良さにも助けられた。阪神のような粘り強いチームカラーがあれば、相手のミスによる自滅で、どんどんゲームを拾っていくことができる。ヤクルトとの対戦で現状の力が計れると見ていたが、チームのストロングポイントを前面に打ち出す野球をやった。センターラインを固めることができなかったことが阪神の課題だったが、そこに近本、木浪という新戦力が出てきたのも大きい。ここから先、壁にはぶつかるだろうし、近本は、すでにインサイドを見せられ、外の変化球を引っ掛けさせられるという攻略法を徹底されているが、チームが進むべき方向性は見えてきたと思う」と、今の実力を評価した。

 データを洗っても浮かび上がるのは抜群の投手力と機動力だ。
 チーム防御率3.41はリーグ3位だが、前出した救援防御率に代表されるように先発、救援のバランスがいい。クオリティスタート率の51.43は2位。この日も秋山が6回途中まで1失点と踏ん張ったが、先発がゲームを作り、ワーストだった被本塁打数もヤクルトに次いで5位と持ち直してきている。

 打線に目を向けると、犠打数30はセの1位で、20盗塁は、中日の22に次ぐ2位で、チーム打率.241は4位だが、得点圏打率.241は3位となっている。チーム本塁打数の24は中日(23)と“最下位争い”をしていて一発はないが、堅実に得点圏に走者を送り、或いは、近本ら特定の選手の機動力を使い、数少ないチャンスを得点につなげていることがわかる。阪神の戦力編成に見合った野球と言える。

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最終更新:5/8(水) 9:26
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