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「”常勝関西”を落とせば気持ちが萎える」橋下氏が語る、憲法改正へ向けた維新の”対公明党”戦略とは

5/8(水) 18:07配信

AbemaTIMES

 2日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演した国際政治学者の三浦瑠麗氏が、「憲法改正のうねりが大阪の松井さんから始まる」と主張する橋下徹氏と、憲法改正のカギを握る公明党と、対立する大阪維新の会の戦略について議論した。

橋下:安倍さんが主張している憲法改正の中身(9条を改正し、自衛隊を明記することなど)と、維新がまとめた憲法改正の中身(地方分権など)は違うけれど、それが“交渉の余地“。自民党が9条改正で来るというのに、それをある程度は容認している維新も9条で行ったら、交渉にならない。そこで僕が代表の時、別の内容で出した。

そして憲法改正までのプロセスだけど、今、維新は大阪都構想をやろうとしても大阪市議会で2議席が足りていない。そこで“政治のプロ“、松井一郎が対立してきた公明党以外のところから二人を引き抜こうと、凄まじい政治をやっている。これが実現すれば公明党に義理立てする必要がなくなり、“常勝関西“と言われる公明党の6選挙区にぶつかっていくことになる。すでに“吉村チーム“と言って、実力もあって、むちゃくちゃ男前な“エース級“のメンバーたちが控えている(笑)。ただ、公明党と話がついて議席を譲ることになると、基本的には憲法改正は終了。公明党は憲法改正のブレーキを踏むし、今とあまり変わらない状況になる。

三浦:山口代表は大阪の維新と公明の対立に距離を置いていたという報道もあるし、創価学会は公明党の支持母体ではあるけれど、やはり公明党よりも創価学会の運命の方が大事。私の勘で申し訳ないが、この激動の時代に、どういう思想でどうやって生きていくのか。国際情勢が今まで通りでなくなる時、どう行動すればいいのか。それらについて試行錯誤し、現時点での落とし所を考えてらっしゃると思う。だから9条を改正した場合に、現実的な平和国家としてどういう風にやっていくのか、しっかり議論して、創価学会の方々にわかっていただくのも大事なプロセスだ。そうすれば維新の“脅し“も確実に功を奏すると思うし、自民との連立は外れないまま憲法改正に寄ってくるというシナリオはあり得ると思う。

橋下:6選挙区を取ったくらいでは公明党は崩れないし、国政で維新がもっと議席を取らないと動かないと東国原さんは言っていた。でも、これらの選挙区を落としたら、頑張ったら報われると皆で一生懸命やってきた創価学会は支持団体として持たないと思う。実際に公明党を支えているのは“学会員票“に加え、周りの人たちの“F(Friend)票“。少子高齢化で学会員の数も減っているので、危機意識があるし、組織というのは気持ちの問題だから、6選挙区のうち4つでも5つでも落ちたら気持ちが萎えて動かなくなる。

もし松井さんが自民党と組んで小選挙区を落とそうものなら、組織としてはガタガタとなって、大きく憲法改正の方に動いていくと思う。でも、松井さんは義理人情を大切にするから、公明党が先に“握りましょう“と言ってきたら握っちゃうと思う。

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最終更新:5/8(水) 18:07
AbemaTIMES

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