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サムスンバイオ、工場の床下にサーバー隠す…サムスン電子役員が指揮

5/8(水) 12:15配信

ハンギョレ新聞

子会社のサムスンエピスの共用サーバー隠匿に続き 親会社のサムスンバイオでも証拠隠滅の情況  検察、セキュリティ実務責任者へ拘束令状を請求 サムスン電子の役員も陣頭指揮の容疑で捜査

 サムスンバイオロジックス(サムスンバイオ)が昨年、金融当局の調査と検察の捜査に備えて持ち出した共用サーバーとノート型パソコンなどが、仁川市松都(ソンド)のサムスンバイオの工場の床の下から大量に発見された。サムスングループの主要な懸案を総括するサムスン電子事業支援TF所属の役員が証拠隠滅を陣頭指揮した疑いで検察の捜査を受けている。

 サムスンバイオの会計士の容疑を捜査しているソウル中央地検特殊2部(部長ソン・ギョンホ)は7日、仁川市松島にあるサムスンバイオの工場に検事と捜査官を送り、工場の床下にサムスンバイオが隠した財政経済チームの共用サーバーとノート型パソコンなどを押収した。検察は「サムスンバイオが床を剥いでサーバーなどを埋めた後、また床を覆って隠した事実を確認した。検事などを派遣し、該当する位置の床を開けた後、押収手続きを踏んだ」と明らかにした。

 検察は、数十テラバイト(TB)に達する大容量サーバーなどを取りはずして隠した容疑(証拠隠滅など)で、同社のセキュリティ実務責任者の拘束令状も請求した。同社員は先月末、サムスンエピスの役職員2人が証拠隠滅の疑いで拘束されると、床を剥いで一部資料を廃棄した疑いも出ている。

 検察は、代理クラスであるセキュリティ実務責任者に証拠隠滅を指示した「上部」を、サムスン電子事業支援TF所属のP常務とみている。同社員は検察の調査で「事業支援TF側の指示を受けた」と供述したという。これに先立って、サムスンバイオの子会社であるサムスンバイオエピス(サムスンエピス)の大容量サーバーもチーム長クラスの社員の自宅で丸ごと発見(ハンギョレ6日分1面)されたことがある。

 会社のサーバーを丸ごと持ち出した後、検察の捜査網から外れている下級社員に隠匿・廃棄を任せる方式の証拠隠滅が、親会社(サムスンバイオ)と子会社(サムスンエピス)で同時に行われたわけだ。これまでサムスンバイオ側は「(証拠隠滅は)サムスンエピスの自主的な判断によって行われたもの」と主張してきた。検察は、事業支援TF側の指示による組織的証拠隠滅と見ており、P常務の拘束令状を請求するかどうかを検討している。

 これに先立ち、P常務らはサムスンエピス社長をはじめとする役職員のパソコンとスマートフォンなどを調べ、「JY」(イ・ジェヨン)、「合併」「VIP」(朴槿恵前大統領)などの単語が入った文書と報告書などを捜し出して削除した事実が明らかになった。サムスン電子のイ・ジェヨン副会長の経営権継承とサムスンバイオのサムスンエピスの会計処理が関連していることを示す「資料」を捜し出し、もみ消そうとした疑いがある部分だ。検察は“頭”となる会社のサーバーの隠匿に成功したサムスン側が、役員や社員が使うパソコンとスマートフォンに散らばっている違法の痕跡まで消そうとしたと見ている。

イム・ジェウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/8(水) 12:15
ハンギョレ新聞

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