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二泊三日の東北ひとり旅で最高の町中華にハマった

5/9(木) 12:01配信

マイナビニュース

東北ひとり旅で出会った最高の中華

都会の中でせわしなく日々を過ごしていると、いきなりどこか遠くに行ってみたくなることがある。まして、朝から晩までPCの前に座っていたらなおのこと。筆者は思わず叫んだ。「知らない街で、美味しいものを食べつつのんびりしたいんじゃ~! 」。そこで、今回は唐突に東京を飛び出して、二泊三日のひとり旅で東北グルメを堪能してきた。

一日目:あまちゃんの聖地巡礼で名物「うに弁当」に舌鼓

東京から始発の新幹線に乗り、八戸まで。乗り換えの時間が30分ほどあったので、思わず何か食べたくなったものの、ここはグッと我慢して、JR八戸線に乗り込み、最初の目的地である久慈へと向かう。しばらく電車に揺られてから、どうやら海側を背に座っていたことに気付く。振り向くと、そこには広くて綺麗な海が広がっていた。天気が最高に良くて、車窓から眺める景色は最高だ。

1時間半ほどして、久慈に到着。三陸鉄道北リアス線の久慈駅にある「三陸リアス亭」で売っている名物駅弁「うに弁当」がお目当てなのだが、前日に予約電話を入れ忘れていた。1日20食限定とのことで、すでに売り切れているかと思いきや……あった、ありました。残り2つ。無事手に入れてホッと一安心。早速、駅前のベンチで実食。

フタを開けると、うにがぎっしりと敷き詰められている。醤油などはついておらず、そのまま食べてみると、なるほど、塩気があってそのままで十分美味しい。何も加工していないうにの美味しさそのまんま、という感じだ。

電車の時間があったので、「あまちゃんハウス」等を覗いてみる。街中にはところどころのシャッターにあまちゃんの登場人物のイラストが描かれていたりと、さすがあまちゃんの街という雰囲気がたっぷりだ。


フラフラしているうちに、またお腹が空いてきた。ということで、今後は「道の駅くじ やませ土風館」にある「地場食材レストラン山海里」にて、「漁師なげこみ丼」なる丼ぶりをいただいた。

やっぱりどの魚も美味しい。ペロリと平らげて、駅に戻るとちょうど電車が入ってくるところだった。2両編成の車両に乗り込み、席に着くと、「どこからいらっしゃいました? 」と、同世代らしき男性に話しかけられた。

雑談をしつつ、せっかくなので次なる目的地、宮古でおすすめの飲食店を訊いてみると、「いやあ、行かないからわからないですね」とつれないお返事。じゃあ、おすすめの観光スポットは、と訊いてみると「いや、地元だからってなんでも知ってるかというとそうじゃないですよ」と、さらにつれない返事。あんたいったいなんなんだ。まあ良い、話し相手がいなかったのでちょっと嬉しかったのは事実だ。

宮古に到着すると、ガイドブックに載っていた浄土ヶ浜を観に行き、タクシーを呼んで駅まで戻り、駅前の「蛇の目本店」で上寿司を注文。うにやいくらも桁違いの味だが、とくに甘えびが美味しかった。身の締まり方、味の濃厚さがそんじょそこらのネタとは違いすぎる。う~ん、東北よ、今のところ何を食べても美味いぞ。この日は隣駅の磯鶏駅から少し離れたビジネスホテルに宿泊した。

2日目:盛岡で最高の町中華と出逢う

7時頃に起床するという、東京ではありえない規則正しい生活を開始。今日も天気は最高、というか暑い。磯鶏駅から、3月23日に開業したばかりの三陸鉄道リアス線で釜石へ。途中、停車して風光明媚な景色を見せてくれるなど、観光客を意識した運行が嬉しかった。釜石に到着したのは、11:30頃。乗り継ぎの電車がすぐにあったものの、せっかくなので、街を探索。

すぐに目に入ってきたのは、「釜石ラーメン」の文字。さっそく食べてみると、麺が極細、あっさり目な醤油ラーメンで、すごく好みな感じ。どちらかというと、がっつりラーメンを食べたいときより、少し小腹が空いたときに食べたいタイプのラーメンだった。

食べ終わると、次の目的地盛岡駅へと向かう電車まで、まだ2時間以上ある。やることが、ない。お金があったらタクシーで色んなところへと行くところだが、食べ物にのみお金をかけたいという食い意地の張った旅行ということもあり、節約することに。結果、川のほとりでカルガモを眺めているうちに時が経った。いや、これでいいのだ。せかせか歩き回るのはやめよう。時間の流れをゆっくりと感じることこそ、ひとり旅の醍醐味だ。

14時すぎの電車に乗り、盛岡へ。これまでに比べると、なんて都会なんだ、盛岡。駅付近のホテルにチェックインすると、さっそく何か食べに行こうと外に出た。所謂三大麺、「わんこそば」「盛岡冷麺」「盛岡じゃじゃ麺」を食べようかと思いつつ、本で見た「白乾児 (パイカル)」という中華屋さんに行くことにした。

なぜか、その本に載っていた餃子がめちゃくちゃ美味しそうで魅かれたのだ。盛岡まで来て、町中華? と思ったのだが、たまにはこういうのも良いかも。店は、県庁近くの飲食店が立ち並ぶ、なんだかノスタルジックな界隈にある。パイカルの店内は、カウンターのみ12席ぐらいだろうか。その狭さやメニュー表、ご夫婦でやっているらしきやりとりなど、ありそうであまりない貴重な雰囲気がいい感じ。

とりあえず、ビール大瓶と焼餃子、焼売を頼んでみた。まず、餃子が到着。大きなものが6個(3個入りもあった)で、口に入れモチっとちょうど良い食感の皮を噛むと、じんわりと肉汁が広がる感じで、とてもスタンダートな、だけど最高にビールに合う味。美味い。


続いて「作りたてだから熱いですよ」という焼売が到着。結構大きい。そして、これまた大きめのエビが入っており、ジューシーさも満点でめちゃくちゃ美味い。店主が他のお客さんとの会話で「焼売の出る割合は餃子の1割」といった話をしていたのだが、焼売ももっと推してほしいというぐらい、絶品であった。混んできたこともあり、結局その2品を平らげてホテルへと戻った。

3日目:再びパイカルへ

最終日は、午後に東京まで一気に新幹線で帰るため、最後に何を食べるのか、勝負の選択をせねばならない。ここはやはり、三大麺を食べなければなるまい。が、しかし。昨夜食べたパイカルの中華が忘れられない。というか、まだ焼餃子と焼売しか食べていないではないか。きっと、他のメニューも美味いに違いない。行きたい、パイカルに。行くしかない、パイカルに。というわけで、気が付けば、昨日と同じ席についていた。

表のボードに書いてあった、「ラーメンと半チャーハン」を迷わず注文。最初にラーメンが出てきた。醤油の味が濃く、わりとしょっぱめなスープといい、中太な縮れ麺、ノリやチャーシューといい、ラーメンってこうだったよね、という感じの懐かしい味。

そして、遅れて到着したチャーハンも、まさに理想的なしっとりめチャーハンで、ラーメンのスープとの相性なのか、わりと抑えめな味わいも良い。最高すぎる。パイカルに外れなし、と断言したい。大満足で店を後にしたのだった。

二泊三日の東北旅行、主に海の幸を満喫したのだが、最終的に一番美味しかったのは、パイカルの焼餃子、焼売、ラーメン、チャーハンだった。なんという、フラリーマン的なチョイス。我ながら、なんという、庶民の舌。しかし、美味しいものを食べてリフレッシュするという目的は達成できた。またいつか盛岡に行ったら、今度は隣の人が食べていた麻婆豆腐を食べてみようっと。

岡本貴之

最終更新:5/9(木) 12:01
マイナビニュース

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