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親の七光りを感じさせない“2世芸能人”は?【動画付き】

5/9(木) 18:03配信

オリコン

(C)ORICON NewS inc.

 両親のどちらか、あるいは両親ともが著名人や芸能人でありながら、自身も芸能人になった“二世タレント”。「親の七光り」などと揶揄されるのを懸念し、バックボーンを隠して実力で大成している人も多い。ORICON NEWSでは、自分の力で現在の地位を確立した“2世芸能人”を調査。日本の歌謡界を語るうえで欠かせない歌手・藤圭子を母に持った、同じく日本を代表する歌姫【宇多田ヒカル】が幅広い年代に支持され1位となった。

■圧倒的な歌唱力とカリスマ性で1位、“昭和の歌姫”と“平成のディーバ”の母娘

 歌手の故・藤圭子さんを母に持つ【宇多田ヒカル】が1位に。30~50代から多くの支持が集まり、総合でも1位に輝いた。高度成長期の日本の歌謡シーンに現れた天才歌手と言われていた藤さん。1970年2月発売の「女のブルース」、同年4月発売の「圭子の夢は夜ひらく」など、独特なハスキーボイスで“女の情念”を歌い上げる、文字通り「昭和の歌姫」として記憶に残っている。

 宇多田はサウンドは違えど、母を凌ぐ歌唱力で「平成の歌姫」として15歳でリリースした「Automatic」以降、ヒット曲を連発。宇多田はR&Bサウンドをベースに、情感のある歌詞で、母となった現在でも不動の人気を獲得している。

 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』主題歌「花束を君に」は、2013年に亡くなった藤さんへの思いを込めて作られた曲であると、2016年9月23日放送の『SONGS』(NHK総合)で明かしている。同曲は、宇多田にとって母の存在が大きかったこともうかがえると同時に、2010年のアーティスト活動休止から復帰後初めて発表したターニングソングにもなった。

 そんな宇多田には「実力とカリスマ性でブレイクしたという印象だから」(東京都/30代・男性)、「歌唱力も曲を生み出す力もまさに歌姫」(滋賀県/30代・女性)と圧倒的な音楽性とカリスマ性に絶賛の声が多数。「溢れる音楽センスは揺るがないから」(大阪府/50代・女性)と宇多田の実力そのものが讃えられている。

 2位には奥田瑛二&安藤和津夫妻の娘、【安藤サクラ】がランクイン。5歳で父、奥田の舞台を見て決めた女優の夢も、小2で一度封印。高校時代に夢の実現にもう一度向き会い、2007年に父・奥田瑛二が監督を務める映画『風の外側』に出演。主演作『0.5ミリ』、『百円の恋』では、第88回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞、第57回ブルーリボン賞主演女優賞などを受賞。

“平成最後の朝ドラ”となったNHK連続テレビ小説『まんぷく』での奮闘ぶりも記憶に新しい。映画『万引き家族』ではカンヌ映画祭でパルムドールを受賞し、日本だけでなく世界から演技を絶賛された。親の七光りと言わせない実力で、女優としての道を進んでいる。

 そんな安藤に「朝ドラの演技が良かったので、実力があると思う」(大阪府/30代・男性)、「朝ドラの主人公や、映画で賞なども獲得しているから」(東京都/10代・女性)と『まんぷく』で見せた演技力が語り草に。「圧倒的な演技力、また本人の人柄の魅力を感じさせてくれる」(栃木県/50代・男性)と穏やかな人柄も人気を呼んでいる。

■別ジャンルの活躍で「2世」イメージなし ミュージシャンの血を継ぐ実力派女優

 母は歌手のチエ・カジウラである女優【杉咲花】が3位に。母はアニメ『マクロス7』劇中に登場するロックバンド「Fire Bomber」のボーカルでヒロインのミレーヌ・ジーナスの歌唱部分の吹替担当。親のミュージシャンとはまったく別の畑である女優として杉咲は大成した。

 2013年1月放送のドラマ『夜行観覧車』(TBS系)で家庭内暴力に荒れる娘役を演じ、一躍話題に。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では、銭湯を営む家族の娘で、日本アカデミー賞ほか各映画賞の助演女優賞を受賞した。2018年4月放送のドラマ『花のち晴れ ~花男 Next Season~』(TBS系)連続ドラマ初主演を果たして瑞々しい演技を披露。2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』には三島弥彦(生田斗真)の三島家の女中・シマを演じている。

 「2世だったと知らなかった」という声が多数で、その驚きもあってか10代では1位に。親の存在を知らずとも、女優として実力があると評価されTOP3入り。「女優として実力でやっていると思う」(愛知県/10代・男性)、「親が芸能人だということを知らなかったし、ドラマや映画でも素晴らしい演技を見るから」(北海道/10代・女性)と注目されている。21歳となり、子役から大人の女性へと脱皮する演技が今後さらに期待されている。

 TOP10を振り返ると、日本国内にとどまらない活躍をしている芸能人が並ぶ。大きな仕事を任せられれば、実力であっても「親の七光り」と言われる場合もあり、大成しなかった時の恐怖も少なからずあるはずだ。その重圧に耐え、実力で「2世」というレッテルを自身ではがす努力をしているのは想像に難くない。世襲制の歌舞伎、あるいは現在は大御所である歌手・加山雄三(父は上原謙)、タレント・堺正章(父は堺駿二)らも、2世であることと向き合って、個性を確立してきた。

 その一方、知名度や話題性というアドバンテージを武器にせず、2世であることを伏せて活動する芸能人も多い。2世に甘んじない実力で勝ち上がっていく精神力が、芸能界で長く生き続ける秘訣なのかもしれない。と同時に、親から受け継がれた天性のカリスマ性があるのもゼロではないはずだ。


親の七光りを感じさせない“2世芸能人”ランキング

1位 宇多田ヒカル
2位 安藤サクラ
3位 杉咲花
4位 杏
5位 佐藤浩市
6位 香川照之
7位 ハマ・オカモト
8位 松たか子
9位 中川翔子
10位 新田真剣佑


【調査概要】
調査時期:2019年4月4日(木)~4月10日(水)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男性)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

最終更新:5/9(木) 18:03
オリコン

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