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中国人の観光ビザ、オンライン申請に 訪日客増で外務省

5/10(金) 22:21配信

産経新聞

 外務省は、観光目的で訪日する中国人を対象にオンラインでのビザ申請の受け付けを月内に開始する。訪日中国人のビザ申請数の急増に対応した措置で、発給業務を効率化し発給の遅れを防ぐことで、訪日観光客の維持・増加につなげる狙いがある。令和2(2020)年4月には一層の事務負担軽減や不法入国防止といった水際対策強化のため、中国人を対象に電子ビザ(Eビザ)を導入する計画だ。

 外務省によると、訪日外国人観光客らの増加に伴い、平成25年に約186万件だったビザ発給件数は30年に約695万件に達した。国籍別で発給件数が最も多いのが中国人で、30年は約544万件と78%を占めた。

 北京の日本大使館や上海の総領事館には日々、中国の指定旅行業者から膨大な枚数の申請書類が提出されている。書類は9カ月~1年間は保管しなければならず、急増する業務量への対応のみならず、書類の保管スペースの確保も大きな課題となっていた。

 オンライン申請の対象は、有効期間中に1回のみ使用できる90日以内の短期滞在ビザ。オンライン申請開始後は、窓口での受け付けやデータ入力が不要となり、作業量が軽減するほか、ペーパーレス化で、書類の保管問題も解消する。

 また、関係省庁と円滑にデータ共有ができるため、外務省は不審者排除など水際対策も強化できると見込んでいる。

 オンライン申請の受け付けは北京の日本大使館のみでスタートし、その後、上海の総領事館など各地の領事館でもできるようにしていく予定だ。

 さらに来年4月には、中国人向けの1次ビザを対象に、パスポートに貼付するビザシールを廃止して電子ビザを導入する予定。約4億円に上るシール代の削減や、旅行者側の利便性向上やビザの偽造防止対策につなげる考えだ。

最終更新:5/10(金) 22:21
産経新聞

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