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40代単身者の厳しいお金事情~不況で割を食った世代の貯蓄と負債を見る

5/10(金) 20:45配信

LIMO

40代単身世帯の切実なお金事情とは

次に、「平成30年(2018年) 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」をもとに、一人暮らしの40代が直面する貯蓄と負債の実態について見ていきます。

40代の単身世帯で金融資産を保有している割合は57.4%。保有額の平均は1000万円を超えていますが中央値は500万円です。金融資産を保有していない世帯を含めた中央値は25万円にとどまりました。40代単身世帯では金融資産の有無による格差が大きく、厳しい経済状況に置かれている人も少なくないとみられます。

一方、40代単身世帯で借入金があると答えた割合は22.4%。2人以上世帯の数字を大きく下回りました。また、借入金のない世帯を含む中央値は0円となっています。

40代のうちにできる対策を

就職氷河期世代のなかには、日系大手金融機関や外資系企業などからいくつもの内々定を手にした「就活勝ち組」もいた一方で、新卒で正社員になれなかった人も多かったのが実情です。その後正社員になれた場合でも、スキル不足が影響して出世が難しくなるケースがあると指摘されています。

また、非正規で働いている人の場合、将来的に安定的な収入を得られるかどうかが不透明であり、退職金が出ないケースも多いでしょう。公的年金への不安も大きくなる中、新しいスキルの習得、副業、節税、貯蓄など、自分でできる対策について真剣に考えておくことが必要と言えそうです。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部

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最終更新:5/11(土) 1:50
LIMO

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