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【苅部俊二の目】“日本のアンダーハンドパスは安全”思い込みが隙に…

5/12(日) 7:57配信

スポーツ報知

◆陸上 世界リレー第1日(11日・日産スタジアム)

 男子400メートルリレー予選で、多田修平(22)=住友電工=、山県亮太(26)=セイコー=、小池祐貴(23)=住友電工=、桐生祥秀(23)=日本生命=の順で臨んだ第3組の日本は、3走小池とアンカー桐生のバトンパスにミスが出て失格に終わった。世界大会で初の走順で出場し、戦力底上げを図ったがまさかの結末。今大会10位以内に与えられる19年ドーハ世界陸上(9~10月)の出場権もお預けとなった。17年ロンドン世界陸上王者の英国が、今季世界最高の38秒11で全体トップ通過した。

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 日本のアンダーハンドパスは、本来失敗が少ない渡し方のはず。オーバーハンドに比べて選手間の距離が近く、下方からバトンを手に差し込むのでブレも少ないからだ。ただ、失敗が少ないことが逆に安全という思い込みにつながったのかもしれない。練習で気の緩みは見受けられなかったが、どこかに隙があった。日本も過去に失敗を繰り返し、現在の地位を築いた。同じ間違いをせず、強くなればこの失敗も今後に生きる。

 今回の新走順自体は評価できる。多田が好スタートを切り、山県から小池も悪くない。スムーズに最後までバトンが渡っていれば、3組首位(38秒34)だった米国と同じくらいでゴールしていたと思う。もちろん、“たられば”を言っても仕方はなく、これがリレー。セイコーゴールデングランプリでは、また基本に立ち返ってやってほしい。(法大監督、日本陸連強化・情報戦略部リレー戦略担当)

最終更新:5/12(日) 12:05
スポーツ報知

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