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村山謙太、東京五輪へ手応え 明成高以来故郷のレースで3位「楽しく走れました」

5/13(月) 10:49配信

スポーツ報知

◆仙台国際ハーフマラソン(12日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着=21・0975キロ)

 男子は仙台市出身の村山謙太(26)=旭化成=が1時間2分47秒の3位に入った。村山はスタートから持ち前のスピードを生かし、前でレースを展開。19キロ過ぎで佐藤悠基(32)=日清食品グループ=に突き放され、日本人トップ争いには敗れたが、明成高時代以来となる故郷のレースで、残り1枠の滑り込みを目指す東京五輪のマラソン代表挑戦に手応えをつかんだ。レースは男子はアレクサンダー・ムティソ(22)=NDソフト=が1時間1分10秒で、女子は野上恵子(33)=十八銀行=が1時間9分27秒で制した。

 ゴールを駆け抜けた村山の表情が和らいだ。逃げ切りこそできなかったが、粘って1時間2分47秒の3位。何よりうれしかったのが杜の都で響いた大声援だ。「名前ですごく応援してもらって力がわいた。(駒大時代の)箱根駅伝よりも声は感じました。中には『ムラカミ~』というのもあって、違うよと思いましたけど、楽しく走れました」と笑みがこぼれた。

 明成高3年時以来の故郷でのレースが、東京へ生き残りをかけた再出発の舞台だった。五輪選考会のマラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC=9月・東京)出場をかけた4月28日のハンブルク・マラソンで2時間21分25秒の38位。失意のレースから中1週で臨んだ仙台では「マラソンを走って体が軽かったので、前で粘り込むことしか考えなかった。自重すると結果が出ないし」とスタートからムティソと前で競り合う展開。12キロで後方から佐藤に追いつかれたが、19キロ過ぎまで並走して粘りを見せ「自分の持ち味は出せた」と手応えをつかんだ様子だ。

 MGC以外から東京五輪のマラソンのスタートラインに立てるのは、わずか1人。日本陸連からはハイレベルな設定タイムが求められることは濃厚だ。1万メートルで27分台など、長距離では抜群のスピードを誇るだけに「現状では12月の福岡国際を想定している。これまでを見つめ直して、しっかりタイムを出せるように準備したい」と決意。故郷で感じ取ったスピードを体に染みこませ、勝負のレースで最高の走りを見せる。(遠藤 洋之)

最終更新:5/14(火) 15:23
スポーツ報知

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