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“リレー侍”失格 アンカー・桐生へのバトンが…お家芸で痛恨“お手玉”/陸上

5/12(日) 5:00配信

サンケイスポーツ

 陸上・世界リレー大会第1日(11日、日産スタジアム)男子400メートルリレー予選3組で、多田修平(22)=住友電工、山県亮太(26)=セイコー、小池祐貴(23)=住友電工、桐生祥秀(23)=日本生命=の日本は、バトンパスで違反があったため、失格。上位10チームに与えられる今秋の世界選手権(ドーハ)の切符を逃した。“リレー侍”のお家芸でほころびが生じ、金メダルを目指す2020年東京五輪へ課題を残した。

 悔やんでも悔やみきれない。約1万5000人の視線が、アンカー・桐生のラストスパートに集まろうとした瞬間だった。3走・小池からのバトンをつかめない。宙に浮いたバトンをキャッチして走り出したが、受け渡しがなされていないとして失格となった。

 「失格しないだろうという緩みがあった。集中しないとミスするんだと改めて感じた」と桐生は肩を落とした。

 アンダーハンドパスでつなぐバトンが4走に渡る前から、ほころびが生じていた。小池は2走の山県からいつもより上部を握るようにして受けてしまった。桐生が動き出した直後に体勢を崩したこともあり、小池はブレーキせざるを得ず、バトンを渡す際に二人の手が重なってしまった。

 2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルメンバーのケンブリッジ飛鳥(ナイキ)と飯塚翔太(ミズノ)が体調不良で不在の中、金メダルを狙う東京五輪へ、オーダーのパターンを増やす狙いがあった。リオ五輪で3走を務めた桐生をアンカーに置き、カーブを得意とする小池を3走に置く新布陣を組んだ。レースが集中する時期で、全体での練習はゴールデンウイーク中の2度にとどまり、お家芸のバトンパスに磨きをかけられなかった。

 今大会でのドーハ行きの切符は逃した。19日のセイコー・ゴールデングランプリ大阪など国際大会で実績を残し、道をこじ開けたい。「これでびびらず、攻めるバトン(パス)をやっていきたい」と桐生。教訓を胸に再出発する。

最終更新:5/12(日) 5:00
サンケイスポーツ

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