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パナソニックが高容量の「角形」電池を開発、主力供給先はトヨタか

5/12(日) 11:25配信

ニュースイッチ

製法を変え従来より2-3割アップ、8月にも姫路工場で量産

 パナソニックは容量を同社従来比2―3割高めた車載用の角形リチウムイオン電池(写真)を開発した。8月にも姫路工場(姫路市飾磨区)の新製造ラインで量産を始める。中国・大連の工場でも製造する計画。パナソニックは2020年末までにトヨタ自動車と共同出資会社を設立し、車載用角形電池の開発・製造などを移管する。新開発の電池は今後、新会社の主力製品となり、主に電気自動車(EV)向けの需要を見込む。

 パナソニックはEV大手の米テスラに円筒形電池を、その他の自動車メーカーに角形電池をそれぞれ供給する。角形は円筒形よりエネルギー密度は低いが、高信頼性を強みにハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に採用されており、トヨタの「プリウスPHV」にも搭載されている。

 新開発の角形電池は製法を変え、電池内部の隙間を減らしてエネルギー密度を改善すると同時に、ショート(短絡)時のガス抜き機構も改良。高容量と安全性を両立する。

 業務用液晶パネルを製造している姫路工場の空きスペースに角形電池の生産設備を導入中で、月内にも試作を始める。今後、加西工場(兵庫県加西市)、洲本工場(同洲本市)と並び、国内における車載用角形電池の中核工場となる。

 トヨタとの新会社設立後に製造した角形電池は、原則としてパナソニックを通じて広く自動車メーカーに販売していく。トヨタは20年代前半までに国内外でEV10車種以上を投入する計画だ。

最終更新:5/12(日) 11:25
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