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豚骨スイッチオン! 無性に胃袋に注入したくなる白濁系「一葉軒」 ふるさとWish 古賀市~年間300杯! 豚骨戦士 福岡のラーメンを斬る!VOL.18~

5/13(月) 14:33配信

九州朝日放送

国道3号、今在家交差点から少し入ったところにある「一葉軒」(いちようけん)。ラーメンロードともいえる国道3号界隈には名店がひしめいているが、筆者がさんざん悩んで結局「一葉軒」に行き着く理由。それは“すべてが丁度いい”と、刷り込まれているからかもしれない。

豚骨ラーメンの濃さ、値段、量、接客。すべてが丁度いい

「一葉軒」の豚骨ラーメンは半濁スープである。ギトギト感はなくサラリとしているが、豚感はしっかりと立つタイプ。厨房の奥にドズンと据えた200Lの回転釜で、豚骨とゲンコツを炊き込むこと12時間、そして2番釜へと移しプラス12時間、さらに創業から18年間、継ぎ足しながら旨味を重ねている提供用の“売り釜”へ、というスープの流れだ。ここまでガッツリ炊くと、濃厚クリーミーになるのでは、と思うが、使っている地下水が硬水であることと、つきっきりでアクを取り、骨の血合いを丁寧に取り除くこと。そして、無理に豚骨を砕かないことが、このすっきりとした半濁豚骨スープを生むという。

「“昼食べたことを夜に忘れるくらいの豚骨ラーメン”。売り文句としてはふさわしくないかもしれませんが、私が目指しているのはそんな一杯です。インパクトがないくらいが丁度よくて、腹八分目で帰ってもらった方がいい。『あれ、気付いたら一葉軒のラーメンをまた食べてる』って、知らず知らずのうちにリピーターになってもらえますから」と笑う店主の葉山晶一さん。この“食べたことを忘れてまた食べたくなる”という葉山さんの言葉は「一葉軒」の魅力を伝えるのにぴったりだと思う。

葉山さんは、昭和50年古賀市生まれ。10代で名店「博多濃麻呂」に入り、26歳で独立。自分の名前をとった「一葉軒」を馴染みのある地元に開いた。自身、濃い豚骨ラーメンが苦手だったため、ひたすら“毎日でも食べられる”“女性にも受け入れられやすい”味を追求。さっぱりとした豚骨スープに、アゴダシ入りの芳醇な醤油ダレが旨味を加える。

ラーメンのサイドメニューには焼き飯をプッシュ。米は宗像産のヒノヒカリを使い、刻みチャーシュー、糸島産のネギとともに、パラフワに炒める。豚骨スープを仕込む時に出る、上澄みの脂を少量加えているのもラーメンとの相性がよくなるポイントだ。

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最終更新:5/14(火) 12:24
九州朝日放送

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