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【バレー】岡山伝統のいぶし銀。ロンドン五輪銅の山口舞 引退によせて

5/13(月) 17:06配信

バレーボールマガジン

またひとりレジェンドがコートを去った。岡山シーガルズ、山口舞。派手ではないがいぶし銀の働きを見せ続けてきた、岡山の至宝。

シーガルズには代々「岡山らしさ」を強く感じさせる選手が存在する。全日本代表にも選ばれた岡野弘子や森和代といった選手たちを例に挙げることができる。山口舞もそのひとり。日本代表としても活躍し、岡山でも長くチームの顔となってきた。(取材日:5月2日)

――今回、引退を決意した理由は何でしょうか?

山口:数年前から少し引退のことは考えていたんですけど、シーズンを終えるたびにまだやり残したことがあるという思いの方が上回って、続けてきました。今回はリーグを終えて、自分の中でもやりきったという思いが強かったので、引退を決めました。

――山口選手から見て、今シーズンのチームの状態は。

山口:若い選手が多いんですけど、すごく成長していますね。若手が出場する機会も多くて試合でも勝つ。自信に繋がってきていると思います。

――今後のプランは? 指導者とは少しちがった形で、スポーツと関わっていくのでしょうか。

山口:正直まだ何も決まっていないです。今までずっと岡山で…十数年お世話になってきているので、岡山のために何かできることがあればと考えています。

――岡山と山口選手をつないだキーマン、河本昭義監督はどういう存在でしたか。

山口:すごく選手のことを気にかてけてくれますし、ちょっとした変化に何も言わなくても気づいてもらえるところもあって。私も信頼していますし、監督も私のことをわかって、いろいろやってくださっています。助かるというか、ここまで長く続けてこれたのも監督の存在がすごく大きかったと思います。

――監督というより、先生やお父さんに近い?

山口:高校の頃から総監督として指導してもらってきていて、その頃から「先生」と呼んでいました。まあ、お父さんというよりは先生ですね(笑)

――以前の記者会見で、河本監督を見守る山口さんが印象的でした。普段、監督のお話はどのように受け止めていますか。

山口:時には厳しく、逆にユーモアを交えて面白く笑わせながら言われます。表面的な言葉だけではなくて(その真意は)何を言いたいのかな、っていうのを考える習慣がついていますね。状況にあった話し方をしてくれるので、すごく自分の中に入ってきやすかったと思います。

――新しい道でも河本監督の教えを活かしていきたいですか?

山口:はい、活かしていければいいなと考えています。

――山口選手にはユメさんやパールさんなどいくつかの呼び名がありました。代表の時には「ニンジャ」とも呼ばれましたね。ニックネームに関してはどんな印象をお持ちでしたか。

山口:名前をつけてもらえるのはすごく嬉しいことだと思います。そうですね、「ユメさん」が一番しっくりきますかね。ニンジャは私も知らなくて。TVでそう言われていたみたいですね。唐突に連絡が来て「ニンジャお疲れ!」とか。友達とかいろんな方からも次々に連絡が来て「なんのことやろ」と。最初は全然わからなかったんです(笑)

――いきなり「ニンジャお疲れ」って言われてもそれはびっくりしますよね(笑)
いろいろな呼ばれ方はあったと思いますが、山口選手に声援を送り続けたファンの方々に一言いただけますか。

山口:長いあいだ応援していただいて、すごく感謝しています。本当に「ありがとうございます」という気持ちです。黒鷲旗が(選手として)最後になると思うので、少しでも皆さんに喜んでいただけるような姿を見せることができるように、頑張りたいと思います。

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最終更新:5/13(月) 17:06
バレーボールマガジン

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