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ナイジェリア首都警察、売春の容疑を掛けた女性らをレイプか

5/13(月) 12:23配信

AFPBB News

(c)AFPBB News

【5月13日 AFP】ナイジェリアでは、若い女性であるということが「犯罪」だ――首都アブジャで先月、帰宅中に逮捕された美容師の女性(25)はそう語る。この女性は、自分を守る存在であるはずの警察官らに先月拘束され、暴力を加えられた揚げ句にレイプされたと話す。

「午後9時半、もしくは10時ごろ、歩いて帰宅していた」「路上で私は、『夜遅くにふらついている』として警察に逮捕された」

 警察官らは4000ナイラ(約1200円)を支払うよう要求してきたが、持ち合わせはなかったという。

 感情が押し寄せ、声を震わせながら、「建物の裏の茂みに連れて行かれた」「(その場には)4人いて、痴漢され、3人が押さえつけている間に1人からレイプされた。コンドームを使わずに」と、この女性は話した。

 アブジャでは先月、2度にわたる取り締まりで、ナイトクラブやホテル、バー、さらには路上から、数十人の女性が連行された。逮捕された女性たちには売春の疑いが掛けられているものの、女性たちの多くは激しく否定。

 アフリカ最大の人口を抱えるナイジェリアのニュースやソーシャルメディアでは、この取り締まりに対する怒りの声が沸き起こった。

 AFPに寄せられた女性たちの証言は、ナイジェリア連邦警察による残忍な性的暴行の数々を伝えている。

 同国では売春は違法とされているものの、各地の都市では今も存在しており、キリスト教徒が多い南部ではたいてい許容されている。

 その一方、イスラム教徒が多数を占め、シャリア(イスラム法)を採用する州も存在する北部は、南部と比べて許容度は低い。同国の中心部からやや北に位置するアブジャは、南部と北部双方の民族および伝統が混在している。

■自由のための性行為

 弁護士で活動家でもあるマーティン・オボノ(Martin Obono)氏は4月26日、アブジャのウタコ(Utako)地区にある警察署を別件で訪れていた。

 その際、「少女たちが叫びながら車から降り、中には出血している人たちもいた」場面に、偶然にも居合わせた。女性たちは、警察署に連行される際、車内で暴行を受けたと話していたという。

 この日、警察署に引きずり込まれた22歳の女性は、ホテルで開催されていたパーティーに出席していた際、警察がやってきたという。

 この女性は、警察がピックアップトラックの一群に乗って突然やってきた状況を説明しながら、「彼らは私が売春していると言いながら、私を引きずり出した」と話す。女性たちの多くはその後解放されたものの、金を支払うよう強要された。

「少女たちの一部は賄賂を支払った」「他の子たちは釈放と引き換えに性行為を承諾していた」

 アブジャ警察はAFPの取材に対し、「来月まで」コメントできないと述べた。他にも多くの警察関係者にも電話したり、メッセージを送ったりしたものの、返答はなかった。

 しかし、警察幹部の一人は先週、ソーシャルメディアに「アブジャでの売春取り締まりについて騒ぎ立てている者」に宛てたメッセージを投稿。

 メッセージは取り締まりについての詳細には言及せず、レイプ疑惑にも反応を示すことはなかった一方、売春は「法律において犯罪」であり「凶悪犯たちにとって頼みの綱」となっていると主張した。

 映像は、アブジャ市内で行われた抗議デモ。10日撮影。(c)AFPBB News

最終更新:5/13(月) 12:23
AFPBB News

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