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2019年の世界需給、亜鉛は4年連続不足・鉛は3年ぶり過剰。亜鉛、新鉱山稼働で不足幅縮小

5/13(月) 6:02配信

鉄鋼新聞

 国際鉛・亜鉛研究会(ILZSG)は、2019年の鉛・亜鉛需給について、鉛地金は7万1千トンの供給過剰で3年ぶりの過剰バランス、亜鉛地金は12万1千トンの供給不足で4年連続の不足バランスになると予測した。前年は鉛地金が7万8千トンの供給不足、亜鉛地金が39万8千トンの供給不足だった。亜鉛地金は鉱石生産量の増加などから地金供給量が拡大する見通しだが、不足バランスが継続すると予測。不足幅は秋季予測(18年10月)時に比べ小幅拡大する予測となった。

 鉛地金の世界需給は供給量が1194万トン(前年比2・5%増)、消費量が1187万トン(同1・2%増)と予測した。供給は主に中国とインドの増加が全体の供給量を押し上げる見込み。このほか豪州が同14・3%増、韓国が同3・6%増、欧州が同2・9%増と予測した。消費量は中国が同1・1%の減少を見込むが、インド、日本、韓国、米国、欧州が前年を上回り、全体では前年を上回る見込み。
 亜鉛地金の世界需給は、供給量が1365万トン(同3・6%増)、消費量が1377万トン(同0・6%増)と予測する。
 供給は、鉱石不足や環境規制の影響などから18年に同3・1%減となった中国の生産量が19年は同5・3%増と回復し、全体の供給量を押し上げると想定。このほか、欧州は同0・8%減と微減する見通しだが、メキシコ、インド、日本、ナミビアなどは前年を上回る見込み。
 消費は、欧州が同0・7%増、米国が同1%増と微増する見通し。中国の見掛け消費はマイナス成長だった18年からは回復するものの、19年は同0・6%の成長にとどまると予測した。このほか、インド、メキシコなどが増加し、日本、韓国は前年並みになると予測した。一方、亜鉛の鉱山生産量は同6・2%増の1348万トンの大幅増になる見込み。新規プロジェクトが複数稼働した豪州が同29・4%増と大幅に増加するほか、中国、南アフリカ、カナダ、キューバ、インドなども前年を上回る見込み。

最終更新:5/13(月) 6:02
鉄鋼新聞

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