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読売テレビが“性別調査企画”放送のコーナー休止へ 放送中に批判した若一氏に柴田阿弥「空気を“読まない”勇気」

5/13(月) 16:36配信

AbemaTIMES

 10日に放送された読売テレビのニュース番組『かんさい情報ネットten.』(月曜~金曜、夕方4時47分)で、番組内のお悩み解決ロケ企画VTRにコメンテーターが激怒し話題となっている。

 “人々のあらゆる迷いを街中で徹底リサーチ”する「迷ってナンボ!」のコーナーで、お好み焼き店の女性店員から寄せられたのは「性別がわからない常連客がいる…調べて!」という依頼。

 リポーターの芸人がその常連客を突撃取材し、「あの失礼ですけど、性別はどちら?」「免許証とかで確認してもいい?」などと質問。実際に保険証で男性であることを確認する。さらに、「みんなが“胸ある”って言ってて…」との疑問に男性は「触ってみます?」と応じ、リポーターは「(触って)やわい!男性中学生ぐらいかな」と述べていた。

 一連のVTRをスタジオで見た、コメンテーターを務める作家・美術家の若一光司氏は「個人のセクシャリティーにそういう形で踏み込むべきじゃない。こんなものよう平気で放送できるね?どういう感覚や。報道番組として…ちゃんと考えろよ!」と激怒。SNSでは、「ガチギレだけど、ごもっとも!」「キレたのではなく正当に“批判”した」「VTR観てて不愉快でしかなかった。若一さん、代弁してくれてありがとう」などの声があがった。

 今回の騒動について、臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏は「このVTRはまさにイジりという名のいじめだと思う。VTRを見て少しでも面白いと思った人は、自分の中にある加害性に気付いてもらえるのではないか」とコメント。一方で、「メディアが同じような体験をした人にインタビューして、話題を大きくするようなことはやめるべき。この件に対する更なる批判もいじめになる」との見方を示す。

 また、フリーアナウンサーの柴田阿弥は出演者側の立場として「番組にはいろいろな人がいて同調圧力もある。またこれはいわゆる“やわネタ”で、討論するという形ではない中で、(若一さんが)このように意見するのは勇気がいること。空気が読めないのではなく空気を読まない、おかしいと思うことに意を唱える勇気が、これからの時代は必要だと私も思った」と述べた。

 なお、この騒動に読売テレビは「プライバシーに関する情報について不適切な取材だった。事態を重く受け止め、再発防止に向けて取り組む」と謝罪。そして13日には、「人権に関して強く意識すべき放送局である当社がこのような事態を招いたことについて、当社としては、重く受け止めています。当該放送に至った経緯を詳細かつ徹底的に検証するとともに、今後はこのようなことが無いように再発防止に向けた具体的な対策に早急に取り組み、視聴者の皆様からの信頼回復に向けて努めてまいります」とし、同コーナーを当面の間、放送休止とすることを発表した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

最終更新:5/13(月) 16:36
AbemaTIMES

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