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松坂の再復活 「永久担当記者」として信じてる

5/14(火) 16:31配信

東スポWeb

【楊枝秀基のワッショイ!スポーツ見聞録】夏の甲子園での優勝投手が聖地でプロ初先発初勝利!! 5月12日の阪神戦(甲子園)に先発した中日の2年目右腕・清水達也投手(19)が、5回2失点で白星を挙げた。そのピッチングを記者席で目撃し、かつての夏の甲子園の優勝投手でもある「平成の怪物」の現状が気になった。

 中日で2年目を迎えた松坂大輔投手(38)の復肩への道はどうなのか。昨年は右肩痛を克服し復活。6勝を挙げカムバック賞にも輝いた。背番号も99から慣れ親しんだ18で心機一転のはずだったが、キャンプでファンとの接触により右肩を負傷。今季はまだリハビリ中で一、二軍を通して未登板のため心配している。

 松坂は1998年、夏の甲子園でノーヒットノーランで優勝を決めた。花咲徳栄高の清水が優勝投手になったのは2017年夏のこと。西武入りした松坂がプロとして甲子園初登板したのは05年5月18日の阪神戦。この試合で松坂は完投で13奪三振と力投するも、桧山進次郎に2ランを浴びるなど3失点(自責2)で黒星を喫した。清水は松坂ができなかったことをしてみせたわけだ。

 筆者は実は98年ドラフトから入団以来、01年までの3シーズンを松坂担当記者(西武担当)として過ごした。担当を外れた後も「僕は永久松坂担当な」と約束し、連絡を取り合った。05年は阪神担当。この年から始まった交流戦で松坂との対戦を取材することを楽しみにしていた。昔のよしみで試合後には神戸・三宮で会食も予定していた。しかし、まさかのドタキャンとなった。

 実は敗れた試合後には外出、外食をしないというのが松坂のマイルール。甲子園から宿舎のホテルへ向かうバスから「ごめんなさい。今日の予定はなかったことにしてください。苦情は(決勝2ランを打った)桧山さんにお願いします」と丁寧に連絡をもらったことを覚えている。

 気になる松坂の現状は、4月29日にナゴヤ球場でブルペン入りし、捕手を立たせたままカーブを交えて投球練習。14日には捕手を立たせて50球、座らせて22球を投げた。今後は打撃投手を務めるなどで調整していくが、一軍復帰にはいましばらく時間がかかりそうな状況だ。

 ただ、ソフトバンク在籍時代の3年間、1試合のみの登板で批判を浴びたときも「それは自分の責任。その声をエネルギーに変えられるように頑張る。絶対に諦めません」と逆境をはね返してみせた。

 今回の壁も松坂なら乗り越えてくれると「永久松坂担当」として信じている。

 ☆ようじ・ひでき 1973年8月6日生まれ。神戸市出身。関西学院大卒。98年から「デイリースポーツ」で巨人、阪神などプロ野球担当記者として活躍。2013年10月独立。プロ野球だけではなくスポーツ全般、格闘技、芸能とジャンルにとらわれぬフィールドに人脈を持つ。

最終更新:5/14(火) 16:31
東スポWeb

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