ここから本文です

前回東京五輪の聖火台を撤去 被災地巡回し来春新国立競技場に 宮城・石巻

5/14(火) 21:08配信

毎日新聞

 「東日本大震災からの復興のシンボルに」との願いを込め、被災地の宮城県石巻市に4年近く展示されてきた、1964年の東京五輪で使われた聖火台が14日、貸与期間を終えて取り外された。聖火台は15日に盛岡市に移設され、その後、岩手県沿岸部や福島県などの被災地を巡回し、来年3月以降に、東京都の新国立競技場敷地内に設置される予定だ。

【写真特集】前回東京五輪の聖火台を撤去 宮城・石巻

 聖火台は設置されていた旧国立競技場の建て替えに伴い、管理する日本スポーツ振興センターが石巻市に貸与し、2015年6月に同市総合運動公園に移設された。高さ約2メートル、重さ約4トンで、前回東京五輪で聖火をともした「戦後復興のシンボル」。震災復興を祈る火もともしてほしいと、関係者が点火装置を取り付け、聖火台を発着地にしたマラソン大会の開催時などに点火された。

 聖火台は14日、クレーンなどを使って撤去された。聖火台誘致に取り組んだ同市体育協会の伊藤和男会長は「大雨の中で最初に火がともった時は一番感動した。この後も被災地を回って元気づけてもらい、東京五輪をますます盛り上げてほしい」と願った。

 聖火台は今後、盛岡市の岩手県営運動公園で展示後、同県の釜石市や陸前高田市、福島県内のほか、製造地の埼玉県川口市も巡回する予定。石巻市は聖火台を載せていた専用台座にレプリカを造る方向で検討している。【百武信幸】

最終更新:5/15(水) 1:34
毎日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事