ここから本文です

19年のプラチナ需給、3年ぶり供給不足―英ジョンソン・マッセイ社予測。車触媒用と投資需要拡大

5/14(火) 6:03配信

鉄鋼新聞

 英国ジョンソン・マッセイ社が発行した最新版の「PGM(白金族金属)マーケットレポート(2019年5月版)」によると、19年のプラチナの需給バランスは12万7千オンスの供給不足となり、3年ぶりに不足バランスに転じると予測している。前年は37万2千オンスの供給過剰だった。トラック向けを中心に自動車触媒需要が増加見通しにあることに加え、パラジウムに比べて割安感のあるプラチナへの投資需要が大幅に増加すると見込む。

 19年のプラチナ需給は、一次供給量が618万9千オンス(前年比1・2%増)、リサイクル量が221万9千オンス(同5・4%増)、需要が853万5千オンス(同8・8%増)と予測する。最大供給国である南アフリカの供給量は、生産者が未処理の在庫を処理できれば、前年を上回る可能性があるが、電力不足やストライキの影響があった場合は前年を下回る可能性があるとみる。
 需要は、自動車触媒が同2・5%増の312万8千オンス、宝飾品が同1・8%減の222万7千オンス、産業用が同5・6%減の232万2千オンス、投資需要が同12・7倍の85万8千オンスと予測。
 18金などとの競争激化で、中国の宝飾品向け需要は減少が見込まれるが、投資需要の急増と自動車触媒の上昇で相殺され、総需要は大幅に増加すると予測した。
 自動車触媒需要は、中国の一部の省・都市で7月からより厳しい排ガス規制が施行されるため、大型車向けのプラチナ需要が急増すると予想している。20年7月には同排ガス規制が中国全土で適用されるほか、来年はインドでもトラック向けの排ガス規制強化が予定されており、プラチナ需要を押し上げると見込まれている。

最終更新:5/14(火) 6:03
鉄鋼新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事