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1万8394人が熱狂!天皇杯に見た車いすバスケの魅力と可能性

5/14(火) 17:08配信

バスケットボールキング

 5月10日から12日まで、「天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」が東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開催。8チームによるクラブチーム日本一決定戦が行われた。

 令和初の天皇杯チャンピオンに輝いたのは、宮城MAX(東北ブロック)。史上初の大会11連覇という偉業を達成し、日本車いすバスケットボール界の歴史に新たな1ページを刻んだ。

 絶対王者として10年以上、頂点の座に君臨している宮城MAXだが、現在の日本車いすバスケ界は、決して宮城MAXの“一強”というわけではない。それを裏付けるかのように、今年の天皇杯は昨年大会と比べ、どのチームも競技レベルが格段に向上し、強度やスピードが増して、息をつく暇も与えないほどの白熱した試合が繰り広げられた。

日本代表で世界でも活躍する若手が見せたスピードバトル

 なかでも、大会2日目、準決勝・第2試合のパラ神奈川スポーツクラブ(関東ブロック)対 埼玉ライオンズ(関東ブロック)の一戦は、かなりのハイスピードバトルとなった。

 日本代表として世界の舞台でも活躍する若手エース、古澤拓也と鳥海連志(ともにパラ神奈川)、そして、4月に大学生になったばかりの18歳・赤石竜我(埼玉ライオンズ)がその中心となり、縦横無尽にコートを駆けまわってボールを奪い合うプレーは、観客の視線を釘づけにした。

 赤石が一人抜け出し鮮やかなレイアップシュートを決めれば、古澤が反対のゴールめがけて走り出す。そこに鳥海からのロングパスがきれいに通り、今度は古澤が華麗なレイアップで魅せる。

 1試合が終わると、手のひらが真っ黒になるほど、プレーヤーは車いすを漕いで漕いで漕ぎ続ける。観客は心を鷲づかみされ、シュートが決まれば大きな歓声が起こり、反対にシュートが外れると、会場にため息がもれた。車いすバスケの醍醐味を存分に味わわせてくれた、見応えあるゲームとなった。

 日本代表ではチームメイトとして活躍する彼らが、お互いのクラブチームに分かれて戦う姿は、天皇杯をはじめとする国内大会ならではの楽しみ方だ。

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最終更新:5/14(火) 17:08
バスケットボールキング

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