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キングジムの戦略は「ニッチ」 スマホと連携するスマートボールペン、開発のきっかけは

5/15(水) 7:00配信

ITmedia NEWS

 「万人がそこそこ欲しいものではなく、一部が強く欲しいと思う商品を目指す」──キングジムの亀田登信本部長(常務取締役兼開発本部)は、新製品を披露しながらそう話した。

【画像】スマホと連携するスマートボールペン、その見た目は?

 同社は5月14日、スマートフォンの通知を受け取れるボールペン型デバイスや、市販の水性ペンで書いた文字が発光する掲示板、家電製品をスマホアプリから操作できる卵形のスマートリモコンなど6製品を発表した。

スマホの通知を受け取れるスマートボールペン「インフォ」

 キングジムが今回の目玉として披露したのが、スマホに届いたメールやLINEの通知を確認できるスマートボールペン「インフォ」だ。ボールペン本体に細長の小型ディスプレイや通知用LED、バイブレーション機能を備え、メールやSNSなどの通知を表示できる。インフォ本体には通知を40件まで自動保存するため、見逃した通知をさかのぼって確認できる。

 ただし、インフォは所有者を識別する機能を持っていない。本体を紛失した場合、他人に通知を見られてしまうので注意が必要だ。

 ディスプレイの横にはタッチボタンを備える。ペンを自然に握った状態のまま、音楽の再生や停止、スマホカメラのシャッター操作などを遠隔で行える。スマホの所在が見当たらないときにインフォから音を鳴らしたり、逆にスマホからインフォで音を鳴らしたりといった機能も取り入れた。これらは専用アプリ(iOS、Android)から設定できる。

 価格は1万2000円(以下、税別)で、6月14日に発売する。

ボールペンでスマホの通知確認、ニーズはある?

 「商談の場面で、通知が来るたびにスマホをチラチラ見る行為に抵抗がある」──キングジムの佐藤賢亮さん(開発本部)はインフォ開発のきっかけをそう話す。

 インフォは“ビジネスの現場で満足できる1本のボールペン”であることを目指したという。そこで筆記用具としての性能も重視して開発。ボールペンは赤と黒の2色で、一般的に売られている替え芯にも対応するなど、ボールペン本来の使い勝手にも気を配った。

 記者が実際にインフォを触ってみると、金属らしい重量感があり。安定して文字を書けた。左利きモードも備え、ディスプレイ表示を逆向きにも切り替えられる。

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最終更新:5/15(水) 7:00
ITmedia NEWS

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