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IR産業展、パナソニック「顔認証ゲート」披露、ラーメン・神座も参加

5/15(水) 21:18配信

産経新聞

 大阪湾の人工島・夢(ゆめ)洲(しま)(大阪市此花区)への統合型リゾート施設(IR)の誘致をにらみ、IR関連産業をテーマにした「第1回関西統合型リゾート産業展」が15日、同市住之江区のインテックス大阪で開幕した。IR展示会としては国内最大規模で、16日までの期間中、約1万人の来場者を見込むという。パナソニックなどの電機大手や海外のIR事業者ら82社・団体がブースを設け、自社のカジノ施設や先端技術をPRした。

■1兆円の勝機

 複数のIR事業者が夢洲への誘致が実現した場合の総事業費を1兆円規模と見込み、大きな商機が訪れる可能性が出てきた大阪。電機各社は次世代モビリティー(乗り物)や生体認証技術を活用した防犯システムを売り込みつつ、各種サービスを組み合わせたパッケージ展開を目指していく考えだ。

 「夢洲はIR誘致以前に万博開催も決まっている。街一帯を面的に捉え、都市開発や跡地利用を含めた一体的な事業展開を進められるチャンスだ」。三菱電機の古田克哉・関西支社長は同日、展示会への参加の意図をこう説明した。

 家電、エネルギー、情報通信など幅広い分野の事業を展開する同社は4月、事業領域をまたいだIR参画を目指すプロジェクトを本格的に立ち上げた。展示会では同社にしか製造できないらせん状のエスカレーターなどの設備のほか、空中に映像を投影して道案内する技術を紹介した。

■顔認証セキュリティー、

 電機各社で最も大きなブースを設けたパナソニックも同様の狙いだ。すでに国内の主要空港で採用実績のある「顔認証ゲート」などのセキュリティー機器や、胴体部分にディスプレーを搭載した自律走行ロボットを展示。併せて「スマートシティー」と呼ばれる次世代の街づくりを夢洲開発に生かし、街中に移動店舗にも使える自動運転車「スペースシー」を走らせる構想を提案した。

 IR施設内ではVIPや要注意客の行動を確認するニーズがあり、NECと富士通、キヤノンは顔や手のひらの静脈で個人を識別する監視システムや料金決済システムを展示。NECと富士通はほかに、来場者の行動データをAI(人工知能)などで分析し、集客力向上やビジネス創出につなげるデジタルサービスもPRした。

 関西に本社を置く企業も多数出展し、インフラや警備関連のほか、飲食業からは唯一、「どうとんぼり神座」をチェーン展開する理想実業(奈良県)が参加し、ラーメンを振る舞った。(林佳代子)

最終更新:5/15(水) 21:18
産経新聞

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