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義母の財布は小銭ギッシリ、一人で買い物はもう無理? もめない介護6

5/15(水) 7:00配信

なかまぁる

「さっきまで、お札が入っていたはずなのに小銭しかない」
「きっと、また“あの人“が勝手にお金を交換しちゃったのよ」

義母がそんなことを言い始めたのはたしか、アルツハイマー型認知症だという診断が下ってから1カ月ぐらい経ったころのことです。

財布を見せてもらうと、たしかに中には小銭がギッシリ。お札は1枚も入っていません。義母には「自宅の2階に知らない女性が住んでいて、大切なものを盗んでいく」という、“もの盗られ妄想”もあり、小銭についてもしきりに「女ドロボウのしわざに違いない」と訴えていました。

認知症というと「もの忘れ」や「徘徊」のイメージが強いですが、「支払いの際に計算がうまくできなかったり、小銭の出し方がわからなったりする」のも、症状のひとつです。いくら出せばいいのかはわからないけど、「お金を払う必要がある」とはわかるので、ひとまず1万円札など多めに出す。そうこうしているうちに、財布が小銭だらけになってしまうわけです。

認知症だった祖母の財布もやはり、小銭でいっぱいになっていました。さて、問題はこの状態をどうとらえるか、です。

「しばらく見守ってみませんか」

当時、引き落とし関連の手続きなど、お金の管理を少しずつ手伝い始めてはいました。ただし、日常の買い物などについてはノータッチ。月々の生活費は義両親が自分たちで管理していました。

ケアマネジャーさんに相談すると、こうアドバイスされました。
「いずれは、ヘルパーさんに買い物をしてもらうなどの対策も必要になるかもしれません。ただ、いまのところは『買い物』はできているご様子なので、しばらく見守ってみませんか」

たしかに「小銭をいくら払えばいいか」はわからなくなっていますが、お会計はきちんとできている様子です。しかも、義母は買い物に行くのが大好き。「スーパーに行くと、社会のことがよくわかる」と口癖のように言っていました。

義母には「良かったら、小銭をお札に両替しましょうか」と何度か声をかけました。ただ、義母はその都度「そうねぇ……」と迷った後、「そこまでしなくてもいいわ」と、にこやかにお断り。そのうち、お互いが小銭の話題を出さなくなって、それっきり。気づけば、義母も「ドロボウが小銭に両替した」とは訴えなくなりました。

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最終更新:5/15(水) 7:00
なかまぁる

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