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島根県松江市の上流社交界の交流場所でもあった高級料亭の臨水亭、破産開始

5/15(水) 12:13配信

帝国データバンク

バブル経済の崩壊、官官接待の自粛なども影響していた

 (有)臨水亭(TDB企業コード:690108630、資本金1000万円、島根県松江市末次本町13、代表西尾泰賢氏)は、4月24日に松江地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、高野陽太郎弁護士(島根県松江市片原町100、弁護士高野法律事務所、電話0852-22-2219)が選任されている。

 当社は、1890年(明治23年)創業、53年(昭和28年)9月に法人改組された老舗料亭。宍道湖を望む眺めのよい客間など、松江藩(松平家)の御用商人であった豪商の灘屋敷を当時の風情、佇まいを残したまま店舗に改装。松江市内ではトップクラスの料亭として知られ、上流社交界の交流の場として活用されるなど、90年代には2億円程度の年売上高を計上していた。

 しかし、その後はバブル経済の崩壊による景気の悪化や官官接待の自粛などから利用客の減少が続き、近年の年売上高は5000万円程度にまで低下し、採算性も悪化していた。この間、店舗の改装などに伴う借入金が重荷となり厳しい資金繰りが続いていたが、ここにきて事業継続を断念した。

 負債は推定7000万円。

最終更新:5/15(水) 12:13
帝国データバンク

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