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夏の小学校プール利用条件に保護者困惑 子ども見守る引率者同伴が必須 福井市

5/15(水) 18:50配信

福井新聞ONLINE

 福井県福井市の東村新一市長は5月13日、今夏の小学校プールの開放について、市は監視員を雇わず、保護者ら子どもの安全面に責任を持てる引率者が同伴する場合に限って利用を認める方針を明らかにした。全50校で開放し、共働き世帯の子どもも利用できるよう土日も行う。

 市役所で開いた記者会見で明らかにした。市教委は同日、各校に方針を記した文書を送った。夏休み初日の7月20日から8月9日まで土日を含む21日間、午後に3時間開放する。

 市教委は2018年度、財政難を理由に小学校プールの開放中止を検討。PTAや子ども会育成会など協力を申し出た住民有志を監視員として市が雇う形で開放したが、監視員の担い手不足などで50校中10校が開放できなかった。住民や児童館職員が監視していたプールで、女児が溺れて一時意識不明になる事故も起きた。

 市教委によると、各校のPTAや校長に行ったアンケートで、開放できなかった学校があったことから「公平性を保ってほしい」とする意見が多かった一方、「PTAに負担をかけてほしくない」との声も多く寄せられた。

 これを受け市教委は全50校での開放を前提に市PTA連合会などと協議。プールの設備や水質の管理、利用者の受け付けを担う管理人を市が各校1人ずつ雇ってプールを開放し、子どもの監視と見守りは引率者に担ってもらう形を試行する方針を決めた。

 市教委スポーツ課は「全校での開放と子どもの安全を最優先した」としている。

 保護者側からは「共働きなので(平日は)連れて行けない」「猛暑の中の監視は大変で事故時に対応できるだろうか」と、戸惑いや不安の声が聞かれた。

福井新聞社

最終更新:5/15(水) 18:50
福井新聞ONLINE

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