ここから本文です

不登校になる前に改善!中高生が早起きできない3つの理由

5/15(水) 17:02配信

テレ東プラス

今回、「主治医の小部屋」で取り上げるのは、「朝起きられない息子」に関する心配事。同番組のレギュラー・姫野友美医師に、その原因や改善策について教えていただきました!

Q:高校生の不登校児を抱える45歳の主婦です。何度起こしても、息子が朝起きられなくなり、遅刻が続き、ついには不登校気味になってしまいました。夜オンラインゲームをやることも多く、睡眠不足も否めません。とにかく朝は弱いのですが、夕方からは急に元気になり、「明日からはちゃんと学校に行けるから安心して」などと言ったりします。病院に連れて行ったところ、心療系のお薬を処方されましたが、毎日飲ませるのも不安ですし、家庭でどのようなことに気をつけたらいいのか悩みます。食べ物や漢方でも調整できるものなのでしょうか?

――「朝起きられずに遅刻が増えた」ことが不登校気味になった理由の一つのようです。

「朝起きられない原因は3つ考えられます。一つは鉄欠乏、もう一つは夜間低血糖、そして起立性調節障害です。
まず鉄欠乏ですが、成長期には実は鉄がとても必要になるんですね。というのも成長とともに伸びる骨は“鉄筋“と同じで鉄を必要としますし、同時に成長する筋肉も赤い色はミオグロビン(鉄)の色ですから、成長期には体に蓄えられている貯蔵鉄がなくなってしまうわけです。すると、メラトニンという睡眠ホルモンをつくるために必要な鉄も不足してしまい、寝つきがよくなくなるんですね。さらにメラトニンの分解にも鉄がいるので、寝起きもものすごく悪くなります。若い女性にみられる寝起きの悪い人の多くはこの鉄欠乏ですね。
鉄欠乏を改善するには、鉄を多く含む食品をしっかり取ること。ヘム鉄のサプリメントを飲むと改善が期待できます」

―― あまり聞きなれない夜間低血糖とは何でしょうか。

「夜間低血糖は寝ている間に起こる低血糖のことです。お菓子を食べたり甘い清涼飲料水を飲んだりすることで血糖値がぐんと上がると、血糖値を下げるためにインスリンが過剰分泌されるのですが、それが夜までダラダラ続いたり、夜間に追加分泌されると、翌朝、血糖値が下がりすぎて脳に糖がいかずに起きられなくなるんですね。今は24時間連続的に血糖測定ができる医療機器があるのでそれで測ったところ、夜間低血糖の人がとても多いことがわかってきました。

ただ、夜間低血糖は寝る間際に食べたものにだけ影響されるのではなく、昼間食べたものでも下がることがあるんですね。つまり、日中の糖質の取りすぎは夜間低血糖を招くことがあるということです。このケースの場合は、糖質を控え寝る前にMCTオイルを入れた豆乳を飲んだり、必須アミノ酸のBCAA(Branched Chain Amino Acid)を飲むと血糖コントロールが良くなり朝起きやすくなります」

1/2ページ

最終更新:5/15(水) 17:02
テレ東プラス

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事