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島原鉄道が111年記念誌 SL、ディーゼル車両満載 廃止の沿線風景も 長崎

5/15(水) 14:09配信

西日本新聞

 1872(明治5)年に日本で初めて開通した鉄道を走った蒸気機関車「1号機関車」(国の重要文化財)も活躍した「島原鉄道」(長崎県島原市)が、創立111周年記念誌「島原鉄道111周年物語」を発行した。1908(同41)年の創業から大正、昭和、平成にかけて同社の鉄路を駆け抜けた車両たちにあらためてスポットを当てている。

 同社は2008年に創立100年史を出すなど周年の節目ごとに記念誌を出版。今回は、1号機関車が走った歴史などを掘り起こすPR活動の一環で、鉄道や航空関連の雑誌を専門に出版するイカロス出版(東京)に編集を依頼。幼い頃から島鉄ファンで副編集長の上野弘介さん(40)が担当し、国会図書館や島鉄OBなどを訪ね、写真や資料、エピソードなどを収集。3年がかりで本にまとめた。

 オールカラーの記念誌はB5判、82ページで3千部を発行(税込み1200円)。開業に合わせて導入した1号機関車をはじめ、島鉄で活躍した蒸気機関車の12形式の全てを紹介。鉄道ファンに人気だったキハ20系などのディーゼル機関車もほぼ全てを取り上げた。

 諫早水害や雲仙・普賢岳災害を乗り越えてきた歴史、廃止された南線(島原外港-加津佐)の沿線風景なども豊富な写真で振り返ることができる。記録がなかった100年史以降の年表も追加した。

 上野さんは「島鉄は島原半島の発展に寄与してきた国内で3番目に古い鉄道。苦難を乗り越えてきた歴史を知ってほしい」と話す。

 島鉄の有人駅やインターネットのオンラインショップ「しまてつショップ」などで販売。島原鉄道=0957(62)2231。

西日本新聞社

最終更新:5/15(水) 14:09
西日本新聞

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