ここから本文です

大津南部の歴史、後世に 大正の「陣内志談」現代語訳 町民有志、11年かけ製作

5/16(木) 10:36配信

熊本日日新聞

 熊本県大津町南部の歴史について古文調で記されている大正時代の歴史書「陣内志談[じんないしだん]」を現代語訳した「平成版・陣内志談」が完成した。町民有志が11年かけて製作した“大作”で、販売もしている。

 陣内志談は地元の郷土史家、兒島貞熊[こじまさだくま]が地域の伝承や古跡などの歴史を8巻、計約2千ページにまとめた1917(大正6)年発刊の歴史書。「平成版」は2008年4月、原本を現代語訳することで地域の歴史を後世に広く伝えようと、町教育委員会の呼びかけに応じた町民有志13人が編集を始めた。

 現在使われていない漢字の訳や、メンバー内での解釈のずれを平均化するのに苦労したといい、予定から約7年遅れで完成。有志代表の清本佳明さん(78)は「悪戦苦闘した分、完成の喜びは大きい。小学校高学年でも読めるように工夫したので、教育現場でも活用できる」と話す。

 東部、中部、西部の3部1セットで、各部ともB5判約130ページ。約90万円かけて250セット製作した。町歴史文化伝承館で1セット1500円で販売している。(丁将広)

(2019年5月16日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:5/16(木) 10:36
熊本日日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事