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「ミニトマトワイン」新名物に 商品化目指す

5/16(木) 10:55配信

長崎新聞

 長崎県東彼東彼杵町で「そのぎ茶」を生産する大場譜五(本名・真悟)さん(30)は、ミニトマトを原料にしたワイン作りに取り組んでいる。9月ごろに試飲会を開いた後、開発資金を募り、商品化して世界にアピールする新名物を目指す。

 大場さんは高校を卒業後、静岡の専門学校で茶を学び、20歳で実家の製茶会社に戻った。2017年、味や香りで茶の産地や品種を判断する競技大会で史上最年少の日本一に。若手の生産者仲間と連携した「そのぎ茶」の魅力発信にも熱心だ。一方で緑茶の需要は減り価格も下がる現状では、ほかの茶農家との差別化が必要と、昨年からミニトマトを栽培している。

 当初は「町の新たな特産品に」と意気込んだが、ミニトマトも全国の生産者が激しい競争を繰り広げていた。「『オンリーワン』を目指すには何か別の方法を考えなくては」と考えていたとき、ミニトマトの実の付き方がブドウと似ていることに気付いた。「ワインにできるのではないか」とひらめき、複数のワイナリーに問い合わせたところ、久留米市の業者から「作ったことはないが可能」と返答があった。

 1月に約30キロを業者に運び、3月に500ミリリットルのボトル約50本の試作品ができた。現在は冷暗所で寝かせており、9月に町民らに試飲してもらう予定。「最初は完成品を披露するつもりだったが、いろいろな人の意見を聞きながら、みんなで作り上げたい」。試飲会での意見を踏まえ、クラウドファンディングで資金を集め、第2の試作品を目指す。

 最終的には商品化して、ワインの本場、フランスに「ヒガシソノギ」のワインを広げることを目指している。「人口が減っている古里を、少しでも面白い町にしたい」。小さなトマトで、大きな夢を描く。

最終更新:5/16(木) 15:14
長崎新聞

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