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全国初“トランスジェンダーの議員”渕上綾子道議が初登庁「マイノリティーに配慮された北海道を」

5/16(木) 21:27配信

HBCニュース

北海道放送(株)

全国で初めてとなる、トランスジェンダーの都道府県議会議員が誕生しました。

「おはようございます」「もう緊張感しかないですね。バリバリ緊張ですね」(札幌市東区選出・渕上綾子 道議 44歳)

16日、北海道議会に初登庁した渕上綾子さん。
札幌・東区から初選出された新人道議です。
男性として生まれ、女性に戸籍変更した渕上さん。
誰もが自分らしく生きられる社会を訴え、先月の統一地方選で道議に当選しました。
幼いころから自分は女の子だと思っていた、という渕上さん。
佐賀県出身で北大大学院に進学後、農林水産省の北海道農業試験場で作物の研究などをしていました。
その後、ススキノのショークラブ「ららつー」でダンサーとして活躍。
客として来ていた道議に勧められ、政治の世界に足を踏み入れました。

「マイノリティーといってもいろんな人がいる。教育の問題や障害者福祉の問題など、社会的にマイノリティーな人たちに配慮された北海道を作っていけるような取り組みに参加していきたい」(渕上綾子 道議)

右も左もわからない、政治の世界。
事務所でも勉強の毎日です。

「政務活動費の手引き。使い方について、とても勉強しなきゃいけないことが多い」(渕上綾子 道議)

スリッパはキティちゃん。
バッグと携帯電話はキキララ。
かわいいものが大好きな一方で、フルマラソンを走るなど体力にも自信があるといいます。

「姿勢を保たないといけない。例えば、演説の時にO脚だと、すごくかっこ悪かったりするので」(渕上綾子 道議)

この日、渕上さんが向かったのは…結婚パーティー。
この日の結婚式、主役の2人は渕上さんと同じ、トランスジェンダーです。
元女性の新郎と、元男性の新婦。
多くの人たちに祝福される2人を、渕上さんも、うれしそうに見つめます。

「多様な性のあり方が、社会の中で幅広く認知されるといいなと思っている」(渕上綾子 道議)

かつての同僚も渕上さんの活躍に期待を寄せています。

「生真面目。志を曲げずに頑張ってくれるんじゃないかなと期待している」(「ららつー」時代の同僚)

そして16日、桜が舞う中、緊張感が漂う、議会デビューです。

「厳かな空気ですね。まず、座ったら名前の札を立てなきゃいけないことも知らなかった。一つ一つ勉強していくことから始めていきたい」(渕上綾子 道議)

ショーの世界から政治の世界へ新しい一歩を踏み出した渕上さんとともに、北海道の政治も変化の時を迎えています。

北海道放送(株)

最終更新:5/16(木) 21:27
HBCニュース

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