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発言切り取られる/強めのワードに注意 自民、失言防止へ手引配布 夏の参院選へ引き締め?

5/16(木) 10:44配信

北海道新聞

 発言は「切り取られる」ことを意識しましょう―。自民党は「『失言』や『誤解』を防ぐには」と題するマニュアルを作り、党所属の国会議員や参院選候補予定者に配った。桜田義孝前五輪相、塚田一郎前国土交通副大臣と失言による辞任が続く中、夏の参院選に向けて党内の引き締めを図る狙いだが、失言そのものを直視せず、マスコミや話し方に責任を転嫁しようとの姿勢もうかがえる。

 マニュアルはA4判1枚で党遊説局が作成した。冒頭、発言は「確実に一部が切り取られて報道される」と注意喚起。失言を防ぐ対策として「読点(、)が続くダラダラしゃべり」を避け、「句点(。)を意識して短い文章を重ねていく」よう促している。

 「タイトルに使われやすい『強めのワード』に注意」との項目では《1》歴史認識、政治信条に関する個人的見解《2》ジェンダー・LGBTに関する個人的見解《3》事故や災害で配慮に欠ける発言《4》病気や老いに関する発言《5》身内と話すような雑談口調―には特に気を付けるよう求めた。

 その上で「周囲の喝采や同調に引きずられると、つい『公で言うべきことではない』ことを口走る可能性がある」として「日頃の言葉遣いを第三者にチェックしてもらいましょう」とも呼びかけた。

 北方領土を巡る丸山穂高衆院議員の失言もあり、自民党ベテラン議員は「言葉の重みが分かっていない議員が増えている。なりふり構わず失言させないことが大事だ」と話す。「手取り足取り」の指南に対し、野党からは「問題議員が多いことを自ら告白している」(立憲民主党・辻元清美国対委員長)との声も上がっている。(山田崇史)

最終更新:5/16(木) 10:44
北海道新聞

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