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 “秋”の味覚が変わる? サンマ漁船 3か月早く出港/富山

5/16(木) 21:45配信

チューリップテレビ

 秋の味覚の『サンマ』が例年より早く食卓に届きそうです。
 今年はサンマ漁の開始時期が3か月前倒しになっていて、県内からも16日漁船が出港しました。
 背景にあるのは深刻なサンマの不漁です。

 「晴れやかな天気のもと出港の日を迎えた第八珠の浦丸。今年は例年より3か月も早い操業開始です」(記者)

 16日出港したのは、魚津市の中島漁業が所有する第八珠の浦丸(だいはちすのうらまる)です。
 例年、8月に魚津港を出航しお盆ごろから操業を始めていましたが、今年は3か月前倒ししました。
 背景にあるのはサンマの深刻な不漁です。
 全国さんま棒受網漁業協同組合によりますと全国のサンマの漁獲量は2008年には35万トン近くありましたが、ここ10年減少傾向にあり去年はおよそ12万トンでした。
 サンマ漁はこれまで8月から12月に限って認められていましたが、国は安定供給をはかるため方針を変更、通年操業を可能としました。

 「供給量が半分になっているという現実を踏まえて少しでも供給したいというのが漁業者の気持ち。今回、船が出せることは大変喜ばしい」(中島漁業中島泰成代表)

 組合によりますと全国にはおよそ160隻のサンマ漁船がありますが、今回、国の省令改正を受け5月に操業を始めるのは現時点で18隻。
 県内の船会社が持つサンマ漁船6隻のうち第八珠の浦丸など3隻が出港を決めました。

 「実際、獲れる魚はどういうものか分からない。行ってみないと分からないけど、やるという選択肢をとりました」(中島漁業中島泰成代表)

 これまでは、北方四島の近海で南下してきたサンマを獲っていましたが、今回は、その前に公海を北上しているサンマを狙うため、同じサンマでも質が異なるほか漁獲量も未知数なことから多くの船会社が見送ったとみられます。
 第八珠の浦丸は、18日北海道の花咲港に到着し、その日のうちに漁場へ向かう予定です。
 獲ったサンマは早ければ今月末にも水揚げされるということです。

チューリップテレビ

最終更新:5/16(木) 21:45
チューリップテレビ

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