ここから本文です

勇一郎被告「心愛の存在自体が嫌」/なぎさ被告供述

5/16(木) 23:58配信

日刊スポーツ

千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(当時10)が1月に自宅浴室で死亡した虐待事件で、父勇一郎被告(41=傷害致死罪で起訴)の暴行を制止しなかったとして傷害ほう助罪に問われた母なぎさ被告(32)の初公判が16日、千葉地裁で開かれた。

【写真】DVを受けていた被告も“被害者”/専門家の見解

検察側から、なぎさ被告の供述調書が証拠として提出され、心愛さんが亡くなる直前の様子や、亡くなる直前に受けた虐待の実態が明らかになった。

今年1月21日に勇一郎被告がインフルエンザになり、終日自宅にいた。「心愛の存在自体が嫌」と言い、寝室に閉じこめ、トイレにも行かせなかった。心愛さんはお漏らししたという。

22日午後10時ごろから、勇一郎被告は心愛さんに「壁に向いて立ってろ」と命令し、23日の明け方まで、そばで監視していた。23日は「風呂場で駆け足してろ」。24日午前1~2時に「またお漏らしした罰として、風呂場で午前10時まで立ってろ」と命令した。

24日午前、なぎさ被告が寒さを感じるほど、冷え込んでいたが、風呂場の中で、心愛さんは肌着1枚、パンツ1枚の姿。肌着がぬれて透けて見える状態だった。午後1時、勇一郎被告は「5秒以内に服を脱げ。5、4、3、2、1」とカウントダウンしたが、心愛さんの肌着やパンツがぬれていて、すぐに脱げなかった。心愛さんは脱ぐ気力すらなかったように見えたという。

勇一郎被告はボウル1杯の冷水を3回、かけた。心愛さんがシャワーのお湯を出そうとすると「お湯はダメだ。ママがいると甘える」と言い、背中や頭にシャワーの冷水を浴びせた。心愛さんは背中を丸めて震えていたという。

さらに、リビングでうつぶせにさせた心愛さんの背中に乗り、両足をつかんで、エビぞりさせるなど、プロレス技のようなものをかけた。心愛さんはお漏らししてしまったという。

23、24日は心愛さんに食事を与えてなかったという。24日午後9時ごろ、心愛さんは「寒い、寒い」と震えながらストーブにあたっていた。午後9時50分ごろ、「もう寝ようか」と声を掛けたのが、心愛さんとの最後の会話だった。なぎさ被告が心愛さんを寝室に入れようとすると、勇一郎被告から「何でいる。ダメだからな」と止められたという。勇一郎被告が心愛さんを寝室から連れ出した。

その後、ドンという音が2回、風呂場から聞こえた。勇一郎被告から「ちょっと来て。心愛が動かない」と比較的冷静に言われたという。勇一郎被告は「自分が(119番に)電話をする」と言った。その時、心愛さんは青ざめていた。脈も取れなかった。なぎさ被告はシャワーのお湯をかけ続けたり、腕の力だけで心臓マッサージを施したが、反応はなかったという。

最終更新:5/17(金) 22:16
日刊スポーツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事