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世界的な「不安の壁」が促す米国債買い-10年債利回り2.25%も

5/16(木) 13:19配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 地政学的および経済的な問題が世界中にあふれる今、全ての道は米国債市場に通じているようだ。

15日には米国のトレーダーが朝のコーヒーを手にする前に、世界各地の国債市場で利回りが低下した。アジア時間に発表された指標が中国経済の失速を示した上に、欧州ではイタリアと欧州連合(EU)の対立が深まった。次に米国の指標が予想を下回り、利回り低下に勢いが付いた。

10年物米国債利回りは1カ月半で最低の2.36%、2年物は2018年2月以来の低水準となる 2.137%を付けた。利回り低下は当然のようにも見える。貿易摩擦激化と金融環境引き締まりを背景とした経済指標悪化を受け、米利下げ観測が強まっているからだ。

レイモンド・ジェームズの債券責任者、 ケビン・ギディス氏は「世界的な質への逃避需要と弱い経済データで、米市場にはかなりの資金が流れ込んでいる」と指摘。為替ヘッジコストを考えると米国債利回りは魅力的には見えないものの、「それでも世界で最もお買い得な資産なのだろう」と話した。

同氏は10年債利回りが2.25%まで低下すると予測、これは17年以来の水準となる。イタリア関連のリスクに加え、米国とイランの間の緊張も高まり、利回り低下を加速させている。

原題:Global ‘Wall of Worry’ Feeds Rush for Treasuries as Risks Mount(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Liz McCormick

最終更新:5/16(木) 13:19
Bloomberg

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