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王者アルバルク東京を支えるザック・バランスキー「やり甲斐はすごく感じます」

5/17(金) 12:05配信

バスケット・カウント

オフェンスにもたらす『オンリーワンのアクセント』

5月15日に行われた『B.LEAGUE AWARD SHOW』でベスト6thマンを受賞したのはアルバルク東京の馬場雄大だった。それでも、優勝争いのできる強豪はスタメンとセカンドユニットの力の差が少ないのが常であり、小島元基、ザック・バランスキー、そして外国籍選手の起用ルールのためローテーションを余儀なくされたミルコ・ビエリツァとジャワッド・ウィリアムズと、それぞれのポジションでリーグ屈指の力を持つ選手をこのチームは多数擁している。

中でもバランスキーは、レギュラーシーズンの60試合とチャンピオンシップの6試合すべてでプレーし、1試合平均のプレータイムは19.7分。先発と遜色ない働きでリーグ2連覇に貢献した。本人もシックスマンとしての自分の働きを「充実していて、自分の役割はある程度は果たせた」と振り返る。

「僕は結構タイミング関係なく3ポイントシュートを放つタイプなので、重くなったチームのオフェンスを軽くする役割があります。ディフェンスではタイトに締めてリバウンドを取るのが役割です。その意味で、オフェンスもディフェンスも安定感が出せたと思いますね」

ディフェンスの強度はチーム内に徹底されており、ザックが独自の色を出しているわけではないが、オフェンスは本人の言うように、彼がオンリーワンのアクセントをもたらしている。「自分が打てると思ったらディフェンスはほとんど関係なく打ちます」というのがザックの流儀だ。

「実際、打てると思ったら強引に打っていいというのは、ある程度任されている、信頼されていることだと思っています。ウチのチームはピック&ロールからのドライブや合わせが多くて、フリーになっても打たない場面があったので、一人がタイミングに関係なくポンっと打てばみんながやりやすくなると話したことがあります。そういう意味では個人的にもやりやすいです」

「どのチームよりもウチの練習で点を取るのは難しい」

これだけの力があればスタメンを張ることも十分に可能だろう。その欲はないのかと質問すると「昔はあったんですけど、プロになって4年か5年やって、そこはそんなに大事じゃないと思い始めました。僕らは平均して20分前後出て、個人的には最後の第4クォーターが大事だと感じています。ルカ(パヴィチェヴィッチ)はその試合での出来を見て、良ければ試合の最後を任せてくれる。その意味でシックスマンで出ることに不満はないですね」

「他のチームに行けばスタメンで出れるとは言われますが、ここでは一番レベルの高い練習ができます。もちろんキツいですけど、普段の試合よりも練習のほうがプレッシャーが激しいし、どのチームよりもウチの練習で点を取るのは難しいので、やり甲斐はすごく感じます」

そんな過酷かつ実のある練習を重ねてきたからこそ、連覇がある。2年間の積み上げは他のチームが簡単に真似できるものではないし、それがザックの言うやり甲斐にもなるし、A東京のスタイルを固め、それに対してプライドを抱けるようにもなる。

「昨年優勝したことが一番大きいです。本当にイチから作り上げて、特に夏の練習は大変でした。毎日2部練習で朝9時から夜の9時まで体育館にいて、精神的にも肉体的にもやられて。あれで昨シーズンに優勝できなかったら、今シーズンに対しての気持ちは作れなかったと思います。逆に優勝したことで頑張りが全部報われて、やってきたことが間違いじゃなかったと理解したので、今シーズンが始まる時にも『段階をちゃんと踏んでいけばまた優勝できる、そのためにみんなやっている』と思えました」

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最終更新:5/17(金) 12:05
バスケット・カウント

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