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京都鉄道博物館、14系客車「サロンカーなにわ」展示 - 車内を公開

5/17(金) 10:08配信

マイナビニュース

京都鉄道博物館の企画展「鉄路を翔けた鳳凰 ~お召列車と貴賓室~」が16日から始まり、関連イベントとして14系客車「サロンカーなにわ」が特別展示された。報道関係者向けに「サロンカーなにわ」の車内公開も行われた。

【写真】「サロンカーなにわ」の車内


「サロンカーなにわ」は1983(昭和58)年にデビュー。14系客車を改造した欧風のジョイフルトレインとして注目を集めた。デビュー当初から西日本を拠点としており、おもに旅行会社が企画する団体旅行などで運行されている。

お召し列車として運行された実績もあり、1994(平成6)年以降の計6回、お召し列車に使用されたという。全国的にジョイフルトレインが減少する中、現在でもJR西日本管内を中心に活躍を続けている。


「サロンカーなにわ」は7両編成。今回の特別展示では1号車(スロフ14 703)・2号車(オロ14 706)の計2両が本館1階「車両のしくみ / 車両工場」エリアに展示され、それぞれ車内も公開された。中間車である2号車(オロ14 706)の車内は3列の回転クロスシートが並ぶ。それぞれの座席を回転させることも可能で、座席を囲んでの食事やボードゲームなどを楽しめるようになっている。

1号車(スロフ14 703)の車内は高級ホテルを思わせるソファが並び、豪華な雰囲気が感じられる。車端部には「サロンカーなにわ」の特徴である展望室を設置。軽食を提供するカウンターやエレクトーンも車内に設けられていた。


企画展「鉄路を翔けた鳳凰 ~お召列車と貴賓室~」は本館2階の企画展示室で開催されている。今回の企画展で「目玉」となっているのが、日本初の御料車である1号御料車(初代)の車両図面だ。1号御料車は1877(明治10)年、京都~神戸間の鉄道開業式に合わせ、官営鉄道神戸工場で製造されたという。図面は100年以上前に描かれたとは思えないほど精密で、企画展では図面をもとに再現した立体図も展示されている。

皇室や外国からの賓客の休憩室として利用された貴賓室も見所のひとつ。企画展では神戸駅、京都駅、新大阪駅の貴賓室にあった玉座や調度品などが展示されている。それぞれの駅や製造された時代によってデザインが大きく異なり、見比べると興味深い。


企画展示室の出口付近に、お召し列車仕様となった0系も展示されていた。スカートに白線を描いたタイプは1966(昭和41)年に登場したが、数年後には別の装飾に変わったという。なお、現在は防犯上の理由から、お召し列車であっても新幹線車両に特別な装飾は行われない。

「サロンカーなにわ」の特別展示は5月20日まで。企画展「鉄路を翔けた鳳凰 ~お召列車と貴賓室~」は7月15日まで開催される。5月18日・6月8日・7月13日の3日間限定で学芸員解説ツアーも行われる予定だ。

新田浩之

最終更新:5/17(金) 10:08
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