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羽田米国枠、デルタ航空が最多 米運輸省、12枠暫定割り当て 20年夏

5/17(金) 16:04配信

Aviation Wire

 米国運輸省(DOT)は現地時間5月16日、2020年夏ダイヤで予定している羽田空港の昼間帯増便枠について、4社に12枠を暫定的に割り当てたと発表した。

 暫定割り当てのうち、最も多いのがデルタ航空(DAL/DL)の5枠。ユナイテッド航空(UAL/UA)の4枠が続き、アメリカン航空(AAL/AA)は2枠、ハワイアン航空(HAL/HA)が1枠となった。これらの路線について、DOTは5月30日まで反対意見を受け付け、6月10日までに回答する。

◆最多は5枠のデルタ

 4社のうち最も多く割り当てられたデルタ航空は、シアトルとデトロイト、アトランタ、ポートランドを1日1往復ずつ、ホノルルを2往復の計5路線6往復を申請。いずれも新路線で、DOTは5路線に1日1往復ずつ割り当てた。ホノルルは1往復のみの割り当てとなった。

 デルタ航空は申請路線の機材計画を発表している。シアトルからはエアバスA330-900(A330neo)型機で、デトロイトからはA350-900で乗り入れを計画する。また、アトランタはボーイング777-200ER型機を、ポートランドはA330-200を、ホノルルは767-300ERを、それぞれ予定する。

 ユナイテッド航空は申請した新規6路線6往復のうち、ニューアークとシカゴ、ワシントン、ロサンゼルス4路線4往復が割り当てられた。ロサンゼルスには787-10を投入し、残りの3路線は777-200での運航を計画する。

 申請していたヒューストンとグアムは却下となった。

 アメリカン航空は申請した3路線4往復のうち、ダラスとロサンゼルスの2路線2往復が割り当てられた。ダラスは新規路線で、777-200での運航を計画。ロサンゼルスは増便で、787-8の投入を計画する。

 ダラスは2往復申請していたが、1往復のみ割り当てられた。ラスベガスは却下となった。

 ハワイアン航空はホノルル線のみ申請。1日3往復をA330-200で計画していたが、1往復のみ割り当てられた。

◆全路線が成田と重複

 米航空4社に割り当てられた12路線は、いずれも成田の既存路線と重複する。成田国際空港会社(NAA)の夏目誠社長は、DOTが各社からの申請を締め切った2月に取材に応じ、成田への影響は避けられないとの見方を示した。

 夏目社長は「重複する成田の米国路線は、運休になる可能性は否定できない」と述べ、影響は避けられないとした。羽田就航路線が決定したのち、「成田からの撤退路線などは今後決まっていく」との見方を示している。

◆前回は16年冬ダイヤ

 前回の羽田空港の昼間時間帯発着枠は、2016年冬ダイヤで開始。米航空4社が昼間時間帯に5便(往復)ずつに対し、計9路線を届け出た。

 この時に決定したのは、アメリカン航空のロサンゼルス線と、ハワイアン航空のホノルル線とコナ線、ユナイテッド航空のサンフランシスコ線、デルタ航空のロサンゼルス線とミネアポリス線の計6路線。このうちハワイアン航空は、ホノルル線を週4往復、コナ線を週3往復新規開設し、2路線で週7往復を設定している。

 アメリカン航空のダラス線とデルタ航空のアトランタ線、ユナイテッド航空のニューアーク線の3路線は申請があったものの、DOTは2016年冬ダイヤでの開設許可を見送った。

◆米路線は24枠

 国土交通省は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年夏ダイヤまでに、羽田空港の滑走路や飛行経路を見直すことで、1日あたり50枠の増便を決定している。国交省と米国の航空当局は、羽田空港の増便について、1月29日に基本合意に至った。50枠の増便枠のうち、半数近い24枠を米国路線に充て、日米に12枠ずつ振り分ける。

Yusuke KOHASE

最終更新:5/17(金) 16:04
Aviation Wire

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